少年犯罪の深層―家裁調査官の視点から

d0054692_21372580.jpg筑摩新書 藤川 洋子・著
ISBN:4480062343 筑摩書房・刊
価格:714円



 青少年の犯罪・非行は動機の理解が困難なため、その質や量に比しセンセーショナルに扱われがちと著者は指摘する。論理的な動機はもともと存在せず、精神医学的、脳科学的なアプローチから説明できる部分もかなりあるのではないか。不可解な点が多いからと、大人達が理解しようとすることを止めてしまうことが心配だと。子どもたちを導くべき大人が自分の手で子どもを育てることをやめてしまう傾向が見えてきている。社会が子どもを「商品」としてしか見なかったり、距離を置くようになったり、無責任な批判を繰り返すだけだったり、子どもを持とうとしなくなったりすると、これからの日本はどうなっていくのだろうか。
[PR]

by taketombow | 2005-07-03 21:33 | 私の本棚から  

<< ネジバナ 自閉症の子を持って >>