要約力

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轡田 隆史 著
ISBN:4072460508 主婦の友者・刊
定価(1400+TAX) 円

 最近読んだ本で、この本ほど著者に「騙された!」と感じた本はない。
書名に惹かれて読んだ。著者は元朝日新聞論説委員、TV朝日のNEWS STATIONでもコメンテーターをしていた人だ。
どうしたら「要約力」をつけることができるのか、興味をもって読み進む。「要約」するという行為が、私たちの様々な場面で行われていることは分かった。また、その大切さも分かった。でも、どうやったら的確な要約ができるのか、そこが知りたいのに分かり易く書いてない。だから読み終わっても何か物足りない部分が残る。
 「なんだまたタイトル負けか」と本を閉じたら、表紙のカバーの帯が目に留まった。そこには、

著者がすすめる「要約力」訓練法
◎新聞に掲載されている書評欄を読んで、「聞きかじり」を蓄積する。
◎失敗を繰り返さないための記憶装置として、自分のための「年表」を作る。
◎冒頭にいきなり結論を述べ、次に「何故?」を述べるのが基本。
◎見聞きしたものすべてに、こころの中で見出しをつけてみる。
◎「なぜ?」の気持ちをなくさないよう、日々、自分に対して質問をなげかける。
◎エライ人の文章ほどイチャモンをつけながら、読む。
◎テレビのニュースは、自分もコメンテーターになった気分で見る。

更に表紙カバー内側にも、要約力を身につけるためにとして 上と重複する部分も含めて9つの方法が紹介されている。

見事な程に「要約」されている。

著者に「騙された!」のではなく、私が「気が付かなかった」だけなのだが、本書はこの「要約」ですべてが語り尽くされている。

「表紙カバーだけを買えば事足りる本」では、著者に失礼かな?
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by taketombow | 2005-08-02 15:42 | 私の本棚から  

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