郵政法案と衆院解散

郵政法案の審議が大詰めに来ている。

私は「郵政改革」には基本的に賛成だ。
このままずるずると国有化が続けば,国民の隠れ借金は際限もなく膨れあがっていくだろう。
不採算の高速道路を作り赤字垂れ流しで平気なのも,道路公団の陣頭指揮で官製談合をし工事費をつり上げているのも,郵貯・簡保からの「財政投融資」という巨大な資金があてのこと。

だから,「郵政改革(民営化)」は待ったなしの命題だと思う。
一刻も早く実行しなければならないことである。

しかし,「参議院で否決されれば,衆議院を解散する」とは何だ。

参議院は,解散がなく任期が長いのは,「良識の府」として長期的視野にたって審議するためだったはず。そのための二院制だ。衆議院の解散をちらつかせ,参議院の審議に圧力をかけようとするのは,二院制の否定とならないか。

民営化以前の憲法の理念に対する挑戦だ。

目的が正しくても,手法が間違っていると,目的そのものも否定されてしまう。

今回の郵政民営化の審議がそうだ。
これで,小泉改革は数年分後退することになる。小泉首相自身が播いた種だが、そのツケは私たち国民が「税金」という形で後日支払うことになる。
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by taketombow | 2005-08-07 10:51 | ニースに接して  

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