悲しみの子どもたち -罪と病を背負って-

d0054692_13554113.jpg岡田 尊司 著
ISBN:4087202917 集英社・刊
定価(750+TAX) 円

 筆者は、医療少年院の精神科医として、罪を犯してしまった子どもたちと深く関わっている。その中から、異常な行動の根底に横たわっている問題を探る。異常な行動の中には、病だけでなく家族との離反、家庭の崩壊等の様々な問題がある。ネグレクトとも言えるほどの徹底的な放任、良かれと思っての過干渉、それらが子どもたちを追いつめ歪めていく。
 これは、医療少年院へ収容された子どもたちだけの問題ではなく、広く一般の子どもたち、私たちの子育てにも言える問題なのだ。
 それらの子どもたちに厳しく、時には優しく接し、子どもたちの心を解きほぐし、人としての温かい心の回復を目指していく。
子どもたちに対する社会、私たち大人の姿勢をもう一度問い直させられる佳作だ。

 私たちは、子どもたちを真剣に育てようとしているのだろうか?
子どもたちへ、本当に明るい未来を残せるのだろうか。  
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by taketombow | 2005-08-22 13:56 | 私の本棚から  

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