リピーター医師 なぜミスを繰り返すのか?

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貞友 義典 著
ISBN:4334033113 光文社 刊
定価 777 (740+TAX)円

 最近の医療は大変良くなった。病院は快適だし、医師や看護師を始めとした医療関係者の接客態度も向上した。処方される薬に説明書が付いているのも当たり前になった(勿論そのコストは保険で患者が負担しているのだが)。しかし、これらは表面的なもの、「病気を治す」という医療本来の機能はどうなっているのか、それを担う医師、看護師等、医療関係者の質はどうなっているのかを、医療過誤(ミス)と、それへの対応を通して探った本である。
 本書で扱うのは医療過誤(ミス)であり、医療事故ではない。
 医療は人の命を扱う仕事。患者の様態、周囲の状況によって、どんなに気を付けていても、不可抗力の事故は起きる。しかし、アクシデント(事故)が同じ医師に立て続けに何件も起こる事はあり得ない。もし、あったとしたら、それは、偶然ではなく必然であり、明らかに医療過誤である。医療というには余りにもお粗末で、無責任な医療事故と、それを隠蔽しようとする関係者を糾弾している。
 本や、マスコミで「名医」として話題になっている医療機関でも危ないとしたら、素人である私たちは安全な医療機関をどのようにして選んだら良いのだろうか。
 不安になってきた。
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by taketombow | 2005-09-03 16:59 | 私の本棚から  

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