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赤信号を渡る論理

日本経済新聞 夕刊に「明日への話題」と言うコラムがある。10月15日(土)にこんな文が載っていた。

「赤信号を渡る論理」
 国立民族学博物館教授 小長谷 有紀

 著作権の関係で全文は紹介できないが要約はこうだ。

先日、北京で主催した環境政策に関した国際シンポでのこと。会場から別の会場へ移動するために、大通りを渡らなければならなくなった。赤信号なので止まっていると、「渡りましょう」と一斉に声が掛かった。
”渋滞中だから車は止まっており危険はない”というのだ。同様な場面でモンゴルでは”ルール違反だから、自ら慎重にならざるを得ないから却って安全だ”という。日本には、”赤信号みんなで渡れば怖くない”という表現がある。
 赤で止まるというルールは世界で共通しており、信号無視がルール違反であることも共通している。
 しかし、信号を無視するときの理屈の付け方はかなり異なっている。

日本人には、横並びの安直さ、モンゴル人は自己責任、中国人は状況判断に基づいたものである。

ふと、国際的な交渉の舞台を想像してみたくなる。

       (ここまで)

どれもこれもも自分本位で、自己の行為への正当化に過ぎないが、国民性を旨く表していると思う。
 (中国、モンゴルを美化しているきらいもあるが)

by taketombow | 2005-10-16 11:16 | 雑感  

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