TANIの鍛造アイゼン

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 これも古い。でも、十分に現役だ。

 社会人になって初めての冬のボーナスで購入した。今から30年以上前のことだ。当時流行り始めた出歯の12本爪プレスアイゼンと比較し、どちらにしようか迷った。だが、私の山行の形態(氷壁登攀は全くしない)を考えたのと、製作方法(1つの鉄の塊から鍛き出してこのような形を造るという)が気に入ったのでこれにした。

実際に使うのは殆どが鈴鹿の山。

 凍結した岩稜地帯など殆ど無いので、是非とも必要という訳ではない。雪道でのスリップを防げるので、効率よく登ることができるだけだ。

 下山後、爪の一つ一つに鑢をかける。そして、ジョイント部分にグリスを塗り込み、次の山行に備える。

 アイゼンバンドは、自作の1本式。ナイロンテープと金具を買ってきて、鋲で止めたもの。装着は多少面倒だが、バンドの流用が効き嵩張らないのがメリットだ。冬山は、こんな些細な事の積み重ねが重量抑制に役立つ。
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 図は1本締めアイゼンバンドの締め方。私はこのように締めている。金具は外側になるようにして留める。シーズン到来の度に、記憶を辿りながら手順を思い出し自宅で練習をする。

あれこれ準備を重ねる間に、気分は冬山モードに入っていく。
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by taketombow | 2005-11-12 10:45 | 私の山歩き  

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