ご飯を炊く

 何となく、山でカレーライスを食べたくなった。

カレーはレトルトで良いが、せめてご飯くらいは米から炊きたい。

気が付けば、ここ数十年米からご飯を炊いたことがない。いつも麺類かレトルトご飯だ。
 仕事を終え、帰宅してから家で炊いてみた。丁度、相方が居なかったので、ガソリンストーブOptimus-8Rのメンテナンスも兼ね、台所でやってみた。
Optimus-8Rは音が凄い。今にも家が燃えそうな音がする。静かなガスストーブに慣れているので少々不安にさえなってくる。それに輪をかけて困ったのが煤だ。換気扇をフルに動かしても、部屋の至る所に煤が舞い降りる。換気扇のフィルターは真っ黒になった。

米を炊く段になって困ったのが、水の分量だ。

飯盒には目盛りがあるし、鍋や釜の時は、手首が目印だった。私が今使っている一人用のコッフェルには、その目印さえもない。適当な水量で炊き、途中で水を追加し何とか炊き上げた。

やや芯があり焦げ目も付いた散々なご飯が炊き上がった。

昔、炊飯に関しては誰にも引けを取らない自信があった。

缶詰の空き缶、実験室のビーカー、アルミの洗面器など,どんな容器ででも美味しいご飯を炊く自信が有ったのに残念だ。

「勘」や「慣れ」というものは、使わないと退化することをしみじみと実感した。

家の中でさえ炊けないのに、厳寒の山中で出来る訳がない。
炊きたてご飯でのカレーライスは暫くの間お預けにした。
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by taketombow | 2005-12-16 23:48 | 私の山歩き  

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