クラシ イブネ

 山靴の調子が悪い。左足の踝が当たって痛い。
気が付いたのは先回の下山時からだ。

 安物だが購入以来一度も靴のトラブルはない。靴そのものは何も変わっていない。変わったとしたら私の足かも知れない。

近くの接骨院へ行ったら、O脚が進行しているとのこと。

経年変化だ。鋼鉄で言えば「金属疲労」か。

 「人間の体の設計寿命は40年」ということを耳にしたことがある。だから、その年を過ぎた頃から、加齢によるさまざまな現象が表に出てくるのだと。これからの人生は体の各所でのこのような現象と向かい合い生きて行くことになるのだ。


さて、本題に入る。
 知人と鈴鹿への山行の話の中で、クラシ・イブネが話題に上った。

 猛烈なヤブ漕ぎとヒルを思い浮かべ一瞬躊躇したが、鈴鹿の主脈から離れ地形図にも載っていない山、カタカナだけの奇妙な山名に惹かれ、二つ返事で同意してしまった。

コースは
 朝明渓谷 根の平峠 タケ谷出合 愛知川 クラシ谷出合 クラシ谷 クラシ イブネ 佐目峠 杉峠 鉱山跡 コクイ谷出合 上水晶出合 根の平峠 朝明渓谷
と言うコース。
 自宅出発午前5時 入山が6時20分 下山が4時40分 帰宅 6時20分 という長丁場だった。
休憩と道迷いによるロスタイムを除き歩行時間は9時間20分となる。極力軽量化を図り昼食はカップ麺、コーヒーは粉末で済まし、水は1.8Lを持った。

イフネ山頂から佐目峠、杉峠にかけてはシロヤシオの木が群生している、花期にはさぞかし見事な光景だろうと思う。花のシーズンにぜひ再訪したい。

クラシ谷は小さな滝や崖が連続し、ルートも分かり難い。基礎的な岩登りの技術とある程度のルートファインディングの技術は必須である。ガイドブック等の記述にとらわれすぎるとルートを見失うことになる。自分の目と勘と技量を的確に判断し冷静に取り組むことが必要だ。
 魅力的な谷だが私は二度と通りたくない。
下山路には勿論エスケープルートとしても適さない。ザイルなしでは危険である。

※「イブネ」の山名を「イフネ」と書いていたので訂正した。(06/06/06)

d0054692_194237.jpg
何の変哲もないイブネの山頂

d0054692_19421712.jpg
イブネ山頂から見た鎌ヶ岳と鎌尾根

d0054692_1942386.jpg
佐目峠

d0054692_19462220.jpg
佐目峠付近で辛うじて見つけたシロヤシオ 花期はとうに過ぎている。

d0054692_19424975.jpg
三つ葉ツツジ

d0054692_1948956.jpg
新緑のコクイ谷出合
[PR]

by taketombow | 2006-06-05 19:49 | 私の山歩き  

<< 劇団四季のミュージカル「異国の丘」 「32552」という数字 >>