最後に聴きたい曲は?

 何時のことか忘れたが、テレビのニュースステーションという番組で「最後の晩餐」というコーナーをやっていた。久米宏がまだ司会をしていた頃のことだ。
 「人生最後の日にあなたは何を食べたいか」という番組である。私は、麺類なら何でも良い。でも、ゲストが「素うどん腹一杯!」なんて言ったら、画にならないので「番組としては困るだろうなあ」などとボゥ!と考えながら見ていた。

 その他に、「無人島に一人過ごすとなったらどんな本を持って行きますか」という質問も目にしたことがある。「聖書」と答える人もあるとか。その人が本気でそう考えているのなら、それはそれで良いと思うが、私には耐えられない。敬虔なキリスト教の信者になら、聖書にそれだけの価値はあると思うが、その対極にある私にその価値は理解できない。活字中毒の私には、古新聞1ヶ月分の方が遙かに実用性で勝っていると思う。

 さて、標題についてだが、mixiに団塊の世代が集まり交流するコミュがある

 先日来、そこで話題になっているのが、「マイ・ラスト・ソング」だ。

話題のきっかけは、久世光彦のこの文。
文芸春秋刊、久世光彦の「マイ・ラスト・ソング」より
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私の死がついそこまでやって来ているとする。そんな末期の刻に、誰かがCDプレーヤーを私の枕元に持ってきて、最後に何か一曲、何でもリクエストすれば聴かせてやると言ったら、いったい私はどんな歌を選ぶだろう。目はもう見えない。意識も遠のきかけているが、聴覚だけがわずかに残っている。しかし、時間がないから一曲だけである。その歌に送られてどこか遠いところに行くわけである。(以下省略)
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皆さんは何を選ぶだろうか。

定番の各レクイエムなどの他に

ちあきなおみ の  【喝采】  吉田 旺 作詞 ・ 中村 泰士作曲
吉田  拓郎 の  【今日までそして明日から】  吉田  拓郎 作詞/作曲
サイモンとガーファンクル の  【コンドルは飛んでいく】
ジョン・レノン  の 【イマジン】
ヴェルディのオペラ、「ナブッコ」より【行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って】 作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
サラ・ブライトマン の 【Time to say good bye】

等が候補に挙がっていた。

「自分だけが聴くのだったら何を選ぶだろうな」と考え込んでしまう。
ようやく選んだのがこの歌。最期の枕元に大音量で鳴らすのだ。

Engelbert Humperdinck の 【The Last Waltz】

最期の時に涙は禁物。何時までも連綿と生にしがみつきたくない。明るく爽やかにカラッと逝きたい。

 涙は一人きりの時にこっそりと流すものだと思っている。
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by taketombow | 2006-12-31 21:48 | 雑感  

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