愛知川 2007夏

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天狗滝。滝の上部のグループは丁度登り終えたたところ。まさに、シャワークライミングだ。水しぶきを全身に浴びながらの登攀は心地良いことこの上ない。

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同じく天狗滝。

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河原の石は殆どが花崗岩。乾燥すると白くなり。河原を明るくする。
 

 またまた、沢登りの季節がやってきた。

 私の沢登りは専ら愛知川(※1)だ。
 ※1 えちがわ 鈴鹿山脈の最深部、滋賀県側を南から北へ流れて琵琶湖に注ぐ川。三重、滋賀どちらの県からも徒歩で山を越さなねば辿り着けないため、随所に豊かな自然が残っているのがいい。

 今年は、今日行って数時間前に戻ってきたところだ。水量は昨年より多いが、水温もそれなりにひんやりとし快適だった。
 約2時間かけて白滝谷出合からヒロ沢出合いまでを祖そこ遡行した。例年、高巻きで逃げていたところも、今年は胸辺りまで水に浸かりながら楽しむことができた。
 山行前に山道具点へ行く機会を作れず、新しい草鞋を買うことができなかった。仕方なく、昨年買った持ち越しの草鞋(勿論新品ではあるが)を使った。草鞋の材料は所詮藁だ。古いものと新しいものとでは、強度が全く違う。とくに乾燥しすぎたものは、直ぐ切れる。新聞紙に包み、そのままポリ袋に入れて保存したのだが、心配だ。使用前に沢の水でしっかりと濡らす。それを地下足袋の上から履き、しっかりと結ぶ。歩を止める度に足元を見たが、何とか切れずに持ちこたえた。しかし、藁紐が交差する部分ではすり切れて相当に細くなっていた。

 帰りは勿論、朝明の天然温泉「三休」のお湯で汗を流してきた。

 開発の波は、こんなところへも押し寄せてきている。滋賀県はここにダムの建設を計画している。
 ダムが建設されると、この辺りは水没し、貴重な自然は消失してしまう。このような美しい愛知川の核心部を、貯水池にしてしまう計画が水面下で進んでいる。

皆さんはどうお思いだろうか。

 先回の一審の判決では一応建設阻止派が勝訴した。しかし、このような裁判のほとんどは上級審でひっくり返り、時の行政の施策を後押しする。

 滋賀県が計画を撤回しない限り、「愛知川水没」の危機はいつまでも続く。
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by taketombow | 2007-08-05 19:57 | 私の山歩き  

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