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MANASLU の ストーブ

 ここ10年来よく山へ一緒に行く友人にH氏がいる。H氏はいつも冷静沈着、的確な判断ができるので山のパートナーとしては非常に有り難い存在だ。
 そのH氏から、「もう使わないから」とMANASLUのケロシン(灯油)ストーブをいただいた。
今、中国を「コピー天国」とか揶揄しているが、なかなかどうして私たちの国もその時代はあった。このMANASLU121も SVEA121のコピー品だ。単なるコピーと違うのは、安全バルブ等を追加し、安全性を高めていることだ。
 このHOPEという会社も1985年に廃業し、HOPEブランドは消えたがMANASLUストーブは別の会社が今も製造している。


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このような外箱に入っていた。

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タンクとバーナーヘッドは分解して収納する。

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組み立てるとこの通り、真鍮製のタンクがその古さを物語っている。

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研磨材で磨き上げたら、輝きを取り戻した。MANASLU 121のロゴも甦った。

使い方も至って簡単原始的だ。
1 タンクにバナーヘッドを接続し、漏れの無いよう固く締め付ける。
2 バナーヘッドの下の部分に燃料用アルコールを入れる。
3 アルコールに火を付け予熱する。
4 余熱が修了したらバーナーヘッド部分から音を立てて、炎が吹き出てくる。
5 火力調整のつまみはない。
6 強くするにはポンピングを数回して内圧を高める。
7 弱くするには、安全弁のねじをゆるめて、空気圧とを下げる。
8 空気を完全に抜いてしまえば、消火が出来る。

こちらは、当時の使用説明書
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表表紙
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裏表紙

by taketombow | 2007-09-09 14:49 | 私の山歩き  

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