なるほど、「運行には支障なし」か。

9月28日(金)の中日新聞(名古屋版)夕刊 14 面 投書欄「ハィ編集室です」への投書。

 名鉄東岡崎駅で目の不自由な男性が電車に乗ろうとしたら、白いつえを挟んだままドアが閉まった。幸い他の客の「つえを離して!」の声でつえを離したので、引きずられずに済んだが、つえを挟んだまま電車は行ってしまった。事故防止体制はどうなっているのだ。 (女性 45歳) 

これへの名鉄広報宣伝部の回答がふるっている。

 ・・・・・・・、この件を調査しましたところ、係員は車外にものが出ていることは確認しましたが、運行そのものには支障がないものと判断し、列車停止などの手配はとりませんでした・・・・
 


 まあ、視覚障害者の白いつえの1本や2本くらい、ドアに挟まっていても、列車の運行には支障はないだろう。それは事実だ。
 でも、「視覚障害者の白いつえ」と言ったら、彼らにとって身体の一部と言っても大袈裟な表現ではないと思う。それが挟まったことが問題なのだ。視覚障害者が乗るときに、それに気付き適切な配慮をしなかったことが非常に不適切なことなのだ。

 公共交通機関としては、あってはならないことなのだ。

 それなのに、障碍者への配慮の言葉は一切無く、「運行そのものには支障がないものと判断し」とは何事だろうか。公共交通機関として、非常識きわまるコメントではなかろうか。

 「運行そのものへの支障」だけしか気にしないのなら、ドアにゾウや牛でも挟まれない限り電車は運行できる。人間の1人や2人、ドアに挟まれても電車は動ける。身体が小さい子どもや老人なら支障はもっと少ない。

 信じられないことに、これが名鉄の公式コメントなのだ。

 人間の1人や2人、手足の一本や二本挟まれていても、「運行そのものへの支障」が無ければ、発車してしまう電車に私たちは乗るのだ。

 これからは、名鉄電車に乗るときは、万が一の時に備えて「相当な覚悟」と傷害保険への加入を強くお勧めする。それから、万が一の時に備え、予備のつえや車イスも必要かも知れない。
挟まった場合「運行そのものへの支障」がなければ、挟んだまま電車は出発してしまうはずだ。
少なくとも広報宣伝部の回答はそうなっている。

 動作の遅い「老人、子ども、障碍者」は乗るなということか。

 健常者もボサッとしては居られない。明日からは、通勤でスリルを楽しもう!少なくとも、手足ははさまないように気をつけるぞ!
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by taketombow | 2007-09-29 00:54 | ニースに接して  

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