「ミッドナイトイーグル」試写会

 先日の御在所岳登山の後、映画の試写会へ行った。

 山の予定はずっと前に決まっていた。映画の試写会はダメで元々と出した葉書が何故か当たってしまった。
 原作は高嶋哲夫、「TSUNAMI」「M8」などで質の高いクライシスアクションノベルを次々と発表している作家だ。主な舞台が冬の北アルプス、ヒロインが竹内結子となったら、手をこまねいて見逃す手はない。在名テレビ局、新聞社が開催する試写会の全てに応募した。そしたら、一つだけ当たったのだ。
 山の予定を大幅に縮小し、近場の御在所岳とし3時に下山するプランにした。それでも帰宅して着替える時間はない。仕方なしに温泉に入り、汗の臭いだけは流して服装装備はそのまま試写会へ出かけた。

☆☆あらすじ☆☆
 北アルプス山中に米軍のステルス爆撃が墜落する。その機体には核兵器が。北朝鮮工作員の暗躍。吹雪の北アルプス山中に突如現れる北朝鮮そしてそれを支援する中国の軍隊。
 墜落の瞬間を偶然山中で目撃したカメラマン西崎とその後輩の落合。吹雪の中、日本を救う男たちの戦いが始まる。

  この作品は原作の段階から、設定に粗さが目立つ作品なので、細かい点には目をつぶるが、日本アルプス山中に北朝鮮、中国軍が大挙展開できてしまうのが不思議だ。どうやって侵入し、入山したのか。北アルプスの山中に、ステルス機が機体が残る程度の、比較的軽度の損傷で墜落でき、周囲に多数の軍隊が展開できる平原があるのも不思議。

 一つ一つあげれば切りがない。

 しかし、クライシスに直面したとき、自己の命を犠牲にしてまで、家族、国家を守ろうとする人たちの姿はそれなりに描けていると思う。
 少なくとも安っぽい愛国心とは感じられなかった。

 撮影が3月ということで、山の光が春のそれになっており、厳冬期の厳しさが伝わらなかったのは愛嬌だ。その分美しい山の映像が見られるが。
 
 自分が趣味で山を歩くので、冬山のシーンに違和感を覚えて仕方がなかった。
冬山の厳しさなんて、極めて感覚的なものだ。頬を突き刺すような雪の粒も、眉毛さえも凍る零下数十度の極寒も、映像化は極めて難しい。これは分かる。
 しかし、主人公と後輩の服装が、余りにも古いし、貧弱だ。今はあんなダサい服装は中高年登山者でもしていない。また、一番大事な装備であるザイルを厳冬期の稜線を裸で持ち歩く馬鹿は一人もいない。あのような持ち方をしたら、即時に雪が付着しカチカチに凍り付きザイルとしての用は為さなくなる。

 まあ、しかし、山の美しさと、アクションと、竹内結子の可愛さを堪能すれば、入場料分くらいは十分に元がとれる。

 一度、劇場の大画面で楽しんで見ては如何だろうか。

「ミッドナイトイーグル」オフィシャルサイト
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by taketombow | 2007-11-25 00:48 | 私の山歩き  

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