喫煙とADHDの発症
2007. 6. 21
「母親の喫煙は子供のADHD発症に影響する」安原こどもクリニック(大阪府寝屋川市)院長 安原昭博氏
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母親の喫煙率
ADHD児 46.7% (出産時の年齢20~24歳 87.5%)
一般の母親 17.4% (若年齢の母親 34.7%)
※2002年に実施された第1回21世紀出生児縦断調査(厚生労働省)による
ある施設に通院した167人だけを対象にした極めて限定された調査なので、ADHD発症と喫煙との関係を論ずることは疫学的には無意味かも知れないが、ADHD児の母親に愛煙家が多いのは事実のようだ。
喫煙をしてい母親の約半数に当たる26人は、妊娠が分かった時点(平均妊娠2.5カ月)で禁煙をしているが、喫煙がADHD発症に関係あるとすれば、大脳は妊娠3カ月くらいまでに形成されるので、このタイミングでの禁煙では間に合わない。
「妊娠したらタバコをやめる」ではなく、「妊娠適齢期の女性はタバコは吸わない」が、あるべき姿と安原氏は説いている。
12月01日(土)に入手した本
リストカット 自傷行為をのりこえる 林直樹・著 講談社・刊 700+TAX円
by taketombow | 2007-12-01 17:53 | ニースに接して