「科学的」とは何か

最近「水」ビジネスが盛んである
天然水、湧き水、ミネラルや塩分を補った水程度までなら分かるが、「波動」水、「分子構造を変えた」水等いろいろある。

 それらについては、一応、様々なテータが添付され「科学的」な説明がなされているが、私が今まで学んできた物理学の知識ではどうしても理解できないことばかりだ。

 ある特定の機器のみで測定できる「波動」とは何なのか。一般的な学術用語で言うとどんな言葉にあたるのか。それは一般化できる概念なのか。そもそも水の分子構造は変えることができるのか。また、それを「水」と言って良いのか。それは一般的な方法で検証できるのか。

 等々、謎は深まるばかりだ。

 その他の分野でも、私たちは「科学的」と言われると何か納得したような、分からないと「バカ」と言われそうな気がしてしまう。

 その他にも高額な金属鍋商法、浄水器商法など「科学」を装った事件は後を絶たない。日常的には「血液型性格占い」等は既に市民権を得てしまっている。

 そもそも「科学的」とはどんなことだろうか。「疑似」科学、「エセ」科学と科学との境界はどこにあるのだろうか。その解を求めて3冊の本のページを繰り始めた。

 自分の頭の中で、科学とは

論理的であるもの。
再現性があるもの。(追試が可能なもの)
可逆性のあるもの。
「原因」と「結果」の関係が明確なもの。

等と大まかなイメージを持っていた。


1冊目の「科学とはなにか」を読んですぐに、その考えは正しくないことに気付いた。そう規定すると科学は物理学と化学の極めて狭い分野だけに限定されてしまうことになり、医学、心理学天文学などのほとんどの分野は「科学」的ではないことになる。
 読了は相当先のことになりそうだ。

科学とはなにか 科学的説明の分析から探る科学の本質 森田邦久・著 晃洋書房・刊 2,400+TAX円
科学が正しい理由 ロジャー・G・ニュートン・著 松浦俊輔・訳 青土社・刊 2,800+TAX円
人間にとって科学とはなにか 湯川秀樹/梅棹忠夫・著 中央公論新社・刊 絶版
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by taketombow | 2008-05-05 12:55 | 私の本棚から  

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