「学ばない」人、「懲りない」人

「鹿児島ラサール」
「東大法学部」
「大蔵省入省」
「世界銀行(ワシントン)へ出向」
「大蔵省主計局主査(防衛担当)」
「大蔵省東海財務局理財部長(名古屋)」
「大蔵省大臣官房企画官」
「衆議院議員」
「文部科学大臣」

という輝かしい経歴からは、

「努力家」「秀才」「如才なさ」「的確な判断力」「協調性」「リーダーシップ」「指導力」
というイメージしか浮かんでこない。

一方で、
 <成田空港>(かつて滑走路が1本の)1車線がずうっと続いて日本は情けないなあと(思った)。ごね得というか、戦後教育が悪かったと思う。公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでもというのがなくて、自分さえよければという風潮の中で、なかなか空港拡張もできなかったのは大変残念だった。
 <日教組>大分県の教育委員会の体たらくなんて、日教組ですよ。日教組の子供なんて成績が悪くても先生になるのですよ。だから大分県の学力は低いんだよ。私はなぜ全国学力テストを提唱したかと言えば、日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。現にそうだよ。だから学力テストを実施する役目は終わったと思う。
 <単一民族>日本は単一民族といいますか、世界とのあれ(交流)がないものですから、内向きになりがち。(訪日観光客を増やすには)まず日本人が心を開かなければなりません。

という発言からは
不誠実、独善的、学ばない人、能力不足という印象を受ける。

現役引退後に好き勝手な発言を繰り返す社会性を喪失したオヤジ世代か、現在の若者世代の一部に見られるネオ右翼の発言のようにも聞こえる。

しかし、これは同じ人間なのだ。

中山成彬(なかやまなりあき) 元文部科学大臣 拉致問題担当だった中山女史のご夫君だ。
ラサール→東大文一→大蔵省主計局 というラインを歩んできたのだから、彼は相当な秀才でエリート官僚だ。しかし、上の発言から推測すると、なかなかな「おバカ」さんでもあるようだ。

彼は文部科学大臣時代の国会答弁で全国学力調査の目的に関してこう述べている。
(平成16年12月01日 衆議院 文部科学委員会)

○中山国務大臣
文部大臣として中央教育審議会だけに任せるな、こういうふうな話でございました。まさにそのとおり考えまして、私は、大臣に就任して間もなかったんですけれども、大臣就任前からいろいろ考えておりました日本の中における教育のあり方、これはどうすればいいんだろうか、このままでは本当に日本は弱いいわゆる東洋の老小国に、余りいい言葉かどうかわかりませんが、なってしまうという危機感のもとに、十一月四日の日には、私の考えを「甦れ、日本!」ということにまとめまして、経済財政諮問会議に提案したところでございます。
 その中におきましては、やはり頑張る子供をもっと応援する教育をやるべきじゃないかということを強く訴えたわけでございまして、そういう意味では恐る恐る言い出したんですけれども、もっと競争意識をお互いに持つような、それではちょっと強いかと思いましたので、お互いに切磋琢磨するという精神とかいろいろなことを申し上げたんですが、要するに、もっと子供たちが、よし、やるぞ、頑張るぞと意欲を持って人生を歩み出せるような、そういう教育をすることが必要ではないかということを実は提案したわけでございます。
 全国学力テストにつきましても、いろいろ御批判はあったことも承知しておりますけれども、やはりそういったテストによりまして、学習への動機づけ、あるいは教育の成果が一体どうなっているかということを適切に評価して、それを改善に生かしていくということをねらいといたしまして、こういう全国学力テスト等も行っていくべきじゃないか、このようなことも実は提案しておるわけでございます。このことも私の一存ではできませんので、中央教育審議会を初めいろいろな方々の御意見も聞きながらこれからやっていきたい、こう思っておるわけでございます。
 なお、いわゆる到達目標ということにつきましても、これも、学習到達度につきましては、今後、中央教育審議会におきまして義務教育の到達目標の明確化などについても検討を進めていくということになっておりまして、そういった中で、確かな学力、これは、そういう意味では新学習要領の目的とするところがちょっと誤解されたというところもあるんですけれども、真に、本当に、これからの人生、世の中を生きていくためのしっかりした学力を、体力も含めてでございますけれども、子供たちが身につけるという意味で、そういった到達目標みたいなものも必要ではないかな、私はこのように考えておるところでございます。


国会の場で国民に嘘・偽りを言っていたことになる。勿論「証人喚問」ではないから、犯罪にはならない。国会議員の国会内での発言は、選挙によって責任を問われるのみだ。しかし、多分、この人は次にも選ばれて出てくるだろうし、かの政党はこの先も政権を担っていくのだろう。

「学ばない」「懲りない」のは、この人よりも私たち国民の側かも知れない。

※ 立候補の要件に
・一般常識テスト ・マナー及び作法テスト
 などを課して、その公開を義務づけるというのも良いかもしれないな。でも。その結果が悪すぎたら国民全部が相当に凹むだろうな。予期していたことだとしても。

Excite エキサイト : 政治ニュース 国交相、成田反対闘争は「ごね得」 数時間後に撤回

近況報告 : 知らなかった・・・全国学力調査の目的・・・
[PR]

by taketombow | 2008-09-27 09:10 | ニースに接して  

<< 「自殺」という名の「殺人」、「... 「まま子」という歌 >>