カテゴリ:会員制プライベート図書館を作る( 7 )

 

図書館開設ヴァーチャルプロジェクト 7 図書館は金食い虫?!

 先ほどネット上のデータで試算してみたが。

施設備品だけでも相当な費用が要る。(品名、コクヨの型番、単価、個数、金額の順に表記)

書棚 BL411601Y+BL441161Y   414,960    34    14,108,640
カウンター セット価格   997,395   1    997,395
読書デスク    BL-3622NN    176,400    12   2,116,800
読書テーブル    BL-3506 174,300    2    348,600
ブックトラック   BL-7862NN 66,780    4    267,120
閲覧チェア    BL-3684Ka 15,540    25   388,500
カウンターバック棚   BL-3379N 290,850    3   872,550
雑誌架   BL-3326N    273,000    2    546,000
両袖デスク   SD-SX166D    111,300    1    111,300
片袖デスク    SD-SX146L    84,630   4   338,520
事務用回転椅子   CR-G643-WNN    73,710    1    73,710
事務用回転椅子   CR-G630-WN    51,975    4    207,900

書籍 3,000    40000    120,000,000
合計                140,377,035

その他に会員管理システム 入退室管理システム 図書管理システム等のPCシステム(サーバー、端末、バックアップ)システムが数百万単位で必要になるだろう。また、室内の内装工事もどんなに安く仕上げても数百万、細々とした事務用品、を含めて10,000,000は下らないないと思う。

ハコ物を作らず中身だけを素人が計算してみても、初期費用だけで
150,377,035円 それに前述の不動産賃貸契約で
預託金27,106,560/契約時 賃料2,258,880/月 共益費752,960/月

合わせて 180495435円がスタートの時点で手元に現金で必要となる。
あくまでも会員制の有料図書館として、これらを入会金、会費で賄うとすれば、自分の感覚では、払っても良いなと思う限度は、せいぜい入会金3万円、会費月額なら1000円、年額なら1万円だ。開始時点で7000人程度の会員がおり入会金を払い込み済みになっていなければならない。何の根拠もないが、最初は100人集まれば上々だろう。そうすると一人あたり181万の出資が必要となる。

 限りなく画餅に近い。

次に、月々の維持費を計算してみる。賃料が共益費を含めて
                   3,011,840円
人件費が専任職員2人、嘱託職員3人で年金各種保険、交通費も込めて職員は総額50万嘱託には30万、賞与は年間5ヶ月分支払うものとして、合計32,300,000円。月額にして
                   2,700,000円
図書は毎週20冊購入するものとして、月額24万円。光熱通信費は月額50万、図書補修材、事務消耗品26万円、これらを合わせて合計
1,000,000円
月々の経費は これらだけでも 6,711,840円 になってしまう。これらを毎月の会費だけで賄うとすると、会員100人だけの時点では会費を月6万7000円にする必要がある。会員1000人で6700円、10000人で670円とやっと現実的な数字になる。

貸事務所を利用してこの数字だから、土地を手当てし自前のハコを作ったとしたら相当な費用になる。毎月の賃貸料は不要となるが、厖大な建設資金の金利負担、建物の維持管理費用はそれを上回るかも知れない。そして、それは人口数万以下の規模の自治体にとっては、大きなツケとなりのしかかってくる。

 私は図書館に関しては全くの素人だ。ただの本好きなだけだ。会計に関しては更に門外漢で必要な項目を落としていたり、大事な部分が沢山抜けていると思う。

 だが、私たちが普段何となく極めて当たり前のようにして利用している図書館は相当なコストがかかっていることはよく分かった。そして、商業ベースには乗らないので、行政サービスとしてやらざるを得ないことも良く分かった。

 あとは私たちがどう利用していくかだな。

※ 書籍は専門書が一冊平均4000円程度、小説が2000程度となっているので、一冊3000円と仮定した。
※ 本の重さも気になった。最も多いA5,B6サイズのハードカバー350ページ程度の本の場合5冊で2.4Kgとなる。蔵書数40000冊の総重量は19.2tとなる。
※ 図書館も不動産を貸す側からしてみれば、ある意味では迷惑施設になるかもしれない。不特定多数の人間が、長い時間帯に渡って出入りする。共用部分の照明、保安、警備上の負荷もかかるし、エレベーターの利用頻度も格段に上がる、これらに関して共益費の割り増しや賃貸の拒否も考えられるが、この点も考慮していない。
※ 全国紙、ブロック紙、業界紙、専門誌等の定期刊行物も貴重な資料であるが、その定期的な購読料、データベース契約料も考慮していない。
※ 運営主体をどうするかによって大きく変わるとは思うが、公租公課も考慮に入れるべきだ。しかし、どのような公租公課がかけられるか不明なので、これも考慮していない。
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by taketombow | 2008-05-28 23:53 | 会員制プライベート図書館を作る  

図書館開設ヴァーチャルプロジェクト 6 「共益費」と「預託金」 

「共益費」は一般住居用の契約とほぼ同じようだ。
共用部分の電気・水道代、管理費用、警備費用に充当するとのことだ。
 「預託金」は住居用の契約の敷金に該当するものだが、やや性格が違う場合があるらしい。個々の契約によって拘束されるが、一部権利金に該当する部分がある場合もあるという。つまり、契約によって契約終了時に1割を差し引かれる契約もあるという。また、その返還も、契約終了時(退去時)に返還される場合もあるが、退去一年後、または、次の契約者が確定後という場合もある。
 また、電気代、空調代、水道代の精算も、契約によって異なる。この物件の場合は、それぞれ別になっている。
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by taketombow | 2008-05-26 21:45 | 会員制プライベート図書館を作る  

図書館開設ヴァーチャルプロジェクト 5 

GOOGLE で検索する。駅に近く広い物件となるとかなり限定される。その中で一番安いのがこれだ。
http://www.e-miki.com/search/n_search.php?md=sd&housing_cd=2087095
床面積188.24坪
預託金27,106,560/契約時 賃料2,258,880/月 共益費752,960/月

当初の預託金、毎月の賃料、共益費の負担の試算だけで、実現不可能なことは明白になった。しかし、当初から「ヴァーチャル」で考えているプロジェクトなので調査は続行していく。

まずこの「共益費」とは一体何だろうか。「預託金」はどのような性格のものだろうか。 電気代、空調代、水道代の精算はどうなっているのだろうか。
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by taketombow | 2008-05-24 09:56 | 会員制プライベート図書館を作る  

図書館開設ヴァーチャルプロジェクト 4 

その他にも各種の政令、条例、管理規則があるが詳細は掴めていない。
想定所在地自治体には以下の条例・規則がある。
「名古屋市図書館条例」
「愛知県芸術文化センター条例」
「愛知県芸術文化センター管理規則」
これらは、名古屋市立図書館、愛知県立図書館の設置を規定しているに過ぎない。
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by taketombow | 2008-05-24 09:07 | 会員制プライベート図書館を作る  

図書館開設ヴァーチャルプロジェクト 3 

消防法、建築基準法では、防火・防災、建物強度についての規準を示しているだけで、「図書館」と明記した特別の規定は見当たらない。また、既存の建物の店子となる場合、原則としてその建物の管理者(所有者)が法的な義務を負う場合が多い。

気になるのは「風営法」だ。
「風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)」

(店舗型性風俗特殊営業の禁止区域等)
第二十八条  店舗型性風俗特殊営業は、一団地の官公庁施設(官公庁施設の建設等に関する法律 (昭和二十六年法律第百八十一号)第二条第四項 に規定するものをいう。)、学校(学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第一条 に規定するものをいう。)、図書館(図書館法 (昭和二十五年法律第百十八号)第二条第一項 に規定するものをいう。)若しくは児童福祉施設(児童福祉法第七条第一項 に規定するものをいう。)又はその他の施設でその周辺における善良の風俗若しくは清浄な風俗環境を害する行為若しくは少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止する必要のあるものとして都道府県の条例で定めるものの敷地(これらの用に供するものと決定した土地を含む。)の周囲二百メートルの区域内においては、これを営んではならない。


同条3項の規定により、既存の店舗には適用されないし、いわゆる「図書館」には当たらないが、新規開業予定の業者がいる場合や、法律が準用される可能性もある。
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by taketombow | 2008-05-24 08:48 | 会員制プライベート図書館を作る  

図書館開設ヴァーチャルプロジェクト 2 

法的な面から考えてみる。

1 そもそも「図書館」とは何だろう。なにをもって「図書館」と言っているのだろうか。
  その根拠は?
2 1の上に立ち、民間が図書館を作ることは可能なのだろうか。
3 法的な制約は何があるだろうか。
  消防法、風営法、建築基準法・・・、他には無いのか?


図書館に関する法律は3つである。これで公・私立図書館、学校図書館、国会図書館を網羅している。

図書館法
学校図書館法
国会図書館法

図書館については「図書館法」第二条で次のように定義している。
(定義)
第二条 この法律において「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設で、地方公共団体、日本赤十字社又は民法(明治二十九年法律第八十九号)第三十四条の法人が設置するもの(学校に附属する図書館又は図書室を除く。)をいう。
2 前項の図書館のうち、地方公共団体の設置する図書館を公立図書館といい、日本赤十字社又は民法第三十四条の法人の設置する図書館を私立図書館という。


つまり、公共図書館以外は公益法人、日赤が設置するもののみを「図書館」ということになる。それ以外の任意団体、個人が図書館を運営することは想定されていない。個人、会社、NPO法人、任意団体が「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設」を設置しても、「図書館法」での「図書館」には該当しない。
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by taketombow | 2008-05-24 00:44 | 会員制プライベート図書館を作る  

図書館開設ヴァーチャルプロジェクト 1 

### 空想の話だが、あれこれ考え調べてシミュレーションを楽しんでみたい。 ###

 ビジネスマンや専門職に特化したプライベート図書館を作れないだろうか。

 殆どの情報はネットで入手できる。しかし、深く掘り下げ詳しく知るために、書物情報は欠かせない。全て個人で購入するのは不可能なので、図書館の活用が必至だ。

 しかし、公共図書館は、開館時刻が遅く閉館時刻が早いので、休日以外ビジネスマンは利用しにくい。また、一般的にビジネス街から離れた位置にあり、アクセスも不便である。
 また、公共図書館は図書利用以外の目的(身体清拭、ひげそり、用便、昼寝)での常連利用者が多く出入りし、異臭が漂ったりして常時快適とはいえなくなりつつあり、くつろいで調べ物をしたり、読書をしたりできなくなる場合もあることも事実だ。

 ゆったりとして落ち着いた雰囲気の中で、調べものをしアイデアを練る。出勤前やアフターファイブに立ち寄って知的な雰囲気の中に浸る。そのようなスポットが民間の力でできないものだろうか。


運営主体はどうするのか。株式会社、公益法人、NPOのどれが現実的なのだろうか。
税金はどうなるのか。課税されるとしたら何にどんな形で課税されるのだろうか。

利益を生み出すビジネスとしては難しいかもしれないが、会費を徴収する有料制としたら可能かもしれない。その場合のビジネスモデルはどのような形になるのか。

有料にするとしたら、会費等をどのくらいに設定すれば、赤字を出さずに済むのだろうか。

荒唐無稽なアイデアだが、ネットで入手可能な実際のデータをもとにシミュレーションしてみたい。
最終的に「初期費用は別としても、会費を一人月額十万円以上にしないと維持できない」という結論になるかも知れないが、それもご愛嬌ということで。

*******************前提条件****************
設置場所 名古屋市中村区(名古屋駅前)
       JR・名鉄・近鉄・地下鉄駅から歩いて10分以内の位置
規模    小規模な公共図書館程度  床面積約600㎡
       蔵書数4万冊(当初2万冊)
施設保有形態
       民間貸しビルのワンフロアーを借り受け
収蔵分野 
       政治、経済、金融、経営、医療、教育、心理、工業、貿易、会計、法律、コンピュータ
       電気、電子、機械、流通、運輸
       主要日刊紙、ブロック紙、業界紙、月刊誌、専門紙
開館時間 朝出勤前に一調べをし、昼どきにくつろぎ、退勤時に立ち寄って本を選ぶことができる。
       7:00 ~  21:00
運営資金 会費及び寄付金にて賄う。
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by taketombow | 2008-05-23 23:59 | 会員制プライベート図書館を作る