カテゴリ:私の山歩き( 137 )

 

「ミッドナイトイーグル」試写会

 先日の御在所岳登山の後、映画の試写会へ行った。

 山の予定はずっと前に決まっていた。映画の試写会はダメで元々と出した葉書が何故か当たってしまった。
 原作は高嶋哲夫、「TSUNAMI」「M8」などで質の高いクライシスアクションノベルを次々と発表している作家だ。主な舞台が冬の北アルプス、ヒロインが竹内結子となったら、手をこまねいて見逃す手はない。在名テレビ局、新聞社が開催する試写会の全てに応募した。そしたら、一つだけ当たったのだ。
 山の予定を大幅に縮小し、近場の御在所岳とし3時に下山するプランにした。それでも帰宅して着替える時間はない。仕方なしに温泉に入り、汗の臭いだけは流して服装装備はそのまま試写会へ出かけた。

☆☆あらすじ☆☆
 北アルプス山中に米軍のステルス爆撃が墜落する。その機体には核兵器が。北朝鮮工作員の暗躍。吹雪の北アルプス山中に突如現れる北朝鮮そしてそれを支援する中国の軍隊。
 墜落の瞬間を偶然山中で目撃したカメラマン西崎とその後輩の落合。吹雪の中、日本を救う男たちの戦いが始まる。

  この作品は原作の段階から、設定に粗さが目立つ作品なので、細かい点には目をつぶるが、日本アルプス山中に北朝鮮、中国軍が大挙展開できてしまうのが不思議だ。どうやって侵入し、入山したのか。北アルプスの山中に、ステルス機が機体が残る程度の、比較的軽度の損傷で墜落でき、周囲に多数の軍隊が展開できる平原があるのも不思議。

 一つ一つあげれば切りがない。

 しかし、クライシスに直面したとき、自己の命を犠牲にしてまで、家族、国家を守ろうとする人たちの姿はそれなりに描けていると思う。
 少なくとも安っぽい愛国心とは感じられなかった。

 撮影が3月ということで、山の光が春のそれになっており、厳冬期の厳しさが伝わらなかったのは愛嬌だ。その分美しい山の映像が見られるが。
 
 自分が趣味で山を歩くので、冬山のシーンに違和感を覚えて仕方がなかった。
冬山の厳しさなんて、極めて感覚的なものだ。頬を突き刺すような雪の粒も、眉毛さえも凍る零下数十度の極寒も、映像化は極めて難しい。これは分かる。
 しかし、主人公と後輩の服装が、余りにも古いし、貧弱だ。今はあんなダサい服装は中高年登山者でもしていない。また、一番大事な装備であるザイルを厳冬期の稜線を裸で持ち歩く馬鹿は一人もいない。あのような持ち方をしたら、即時に雪が付着しカチカチに凍り付きザイルとしての用は為さなくなる。

 まあ、しかし、山の美しさと、アクションと、竹内結子の可愛さを堪能すれば、入場料分くらいは十分に元がとれる。

 一度、劇場の大画面で楽しんで見ては如何だろうか。

「ミッドナイトイーグル」オフィシャルサイト
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by taketombow | 2007-11-25 00:48 | 私の山歩き  

訓練ではなかった。

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 昨日の御在所岳、往きは中道、還りは一ノ谷新道を使った。
 純白の6号鉄塔の横を過ぎ、キレットが見える辺りまで来たとき、ヘリコプターの爆音が近づいてきた。白に一部赤のアクセント、ローターの近くにひらがなで「みえ」と書いてある。

 最初は写真か何かを撮りに来たのかなと思っていたが、急斜面になった本谷へすれすれまで近づいては離れていく。それを何度も繰り返している。何か変だ。ある地点まで到達すると静止し、ゆっくりと降下する。一定の高度まで下がると再び静止し、今度は機首をやや下げながら、歩くよりゆっくりの早さでじわじわと谷の奥へと前進する。そして止まると急に高度を上げ遠ざかる。旋回して体勢を立て直すと再び同様の動作を繰り返す。
 何度かこのような動作を繰り返した後機体の下からピンクのバスケットを下ろした。程なく、地上の隊員(ここからはよく見えないが)がロープを引っ張り回転を止める中、バスケットはするすると上昇し機体内へ収容された。
 その後付近を数回旋回したあと尾根の向こうへと消えていった。
 結局、「乗員の訓練だったのだ」と納得していたのだが、今朝の新聞で転落事故だと知った。

 上の画像は、樹木の間からケータイで撮った、へりによる吊り上げの様子。
 下はそれを報じる今朝の中日新聞。
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by taketombow | 2007-11-20 17:10 | 私の山歩き  

もう冬山だった。

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上の二枚は中道から見た6号鉄塔付近。

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同じく中道から見た鎌ヶ岳。

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雪の御在所岳山上公園。

 今日は先週土曜日の振り替え休日。
当然、鈴鹿へ行った。昨夜冷えたから多少の覚悟はしていたが、思いがけない大雪だった。山上で約15センチ、吹きだまりでは30センチ近くあっただろう。寒さと多少の雪対策はしていたが、アイゼンとスパッツは持参していなかった。中道のキレット付近も、昼前には溶けていたが、天候によってはアイゼンが必要になったかも知れない。
 鈴鹿はもう冬の季節に入った。
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by taketombow | 2007-11-20 00:15 | 私の山歩き  

山の小物「土鍋」

 先月末に仲間と山で「芋煮鍋」をやった。
いつも、私の山は一人。多くても二人なので、土鍋は直径約20センチの6号で間に合う。
しかし、今回は人数が多いので9号(直径30センチ)を持っていくことにした。
家にあるのはこれ。
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重量は約2.8kg(その内の蓋重量は1.0kg)
山へ持ち出して割ったら、それこそ「山の神」(今ではこんな呼び方もしなくなったな)の祟りが恐ろしいし、できればもっと軽いものが良い。
 というわけで近くのホームセンターへ探しに行った。安さだけなら中国製。6号なら100円、9号でも700円で手に入る。価格は気になるところだが、軽さと安心を重視して国産のこれを選んだ。
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こんな外箱に入っていた。
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重量は約2.2kg(その内の蓋重量は0.6kg)箱に書いてある通り、20パーセント以上軽い。

 欠点は真ん中の画像をご覧になれば分かるだろう。
 蓋の右下が欠けている。モノにぶつけて割れたのではない。ザックから取り出すため蓋の端を掴んで引いたら、手の中で崩れたのだ。
 重量を減らすため、全体を薄く仕上げてある。特に、通常の使用では力の加わらない蓋は極力薄くし重量を稼いでいる。更に原料の陶土も軽量なものを使っているせいか脆い。
 通常の家庭での使用では全く問題ないと思うが、山での使用には注意が必要だ。

 本当は蓋なんぞ無くてもいいのだ。でも、私はどういう訳か蓋に拘りたい。
 蓋があった方が the「土鍋」 という雰囲気がするし、蓋を無駄と考え出したら、そもそも山へ「土鍋」を担ぎ上げること自体が無駄な努力ということになってしまう。

 時には、馬鹿げた無駄にも、真剣に取り組みたい。
 山歩きといえども所詮遊び。手間暇かけてこそ価値があり、その後の楽しみが倍加する。

11月11日に入手した本
乾杯の文化史 神崎宣武・著 ドメス出版・刊 2,500+TAX円
野外観察ハンドブック 形とくらしの雑草図鑑 岩瀬徹・著 全国農村教育協会・刊 2,400+TAX円
なぜあの人の話に、みんなが耳を傾けるのか? 関谷英里子・著 明日香出版社・刊 1,400+TAX円
競争しても学力行き止まり イギリス教育の失敗とフィンランドの成功 福田誠治・著 朝日新聞社・刊 1,200+TAX円
くたばれ!アメリカ弁護士 ジョークで知る爆笑訴訟社会 服部健一・著 DHC・刊 1,300+TAX円
ギフト 西のはての年代記 Ⅰ ル=グウィン・著 谷垣暁美・訳 河出書房新社・刊 1,600+TAX円
ヴォイス 西のはての年代記 Ⅱ ル=グウィン・著 谷垣暁美・訳 河出書房新社・刊 1,600+TAX円

以下は児童文学
マルヴァ姫、海へ! -ガルニシ国物語 上- アンヌ=ロール・ボンドゥー・著  評論社・刊 1,200+TAX円
マルヴァ姫、海へ! -ガルニシ国物語 下- アンヌ=ロール・ボンドゥー・著  評論社・刊 1,200+TAX円
耳の聞こえない子がわたります マーリー・マトリン・著 日当陽子・著 フレーベル館 1,400+TAX円
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by taketombow | 2007-11-11 18:02 | 私の山歩き  

鈴鹿「御池岳・鈴北岳」秋色

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 久しぶりに、鈴鹿「御池岳・鈴北岳」へ行った。
秋盛りの山には実に多くの人々が詰めかけていた。
天気も、私の身体のコンディションも良く。実に心地よい山行だった。

上は、山上の通称「日本庭園」近くで見つけた木の実。
色が飛んでいるが、実物は直径数ミリで、赤ワインのような深みのある赤紫色をした実だ。
下は鈴北岳山頂から眺めた日本庭園。

つかの間の喧噪の後、この山上一帯に鈴鹿で最も深く長い冬の世界がやってくる。

☆11/08 追記
ほぼ同じ時期、ぜいぜいさんは、同じ鈴鹿の隣の山「藤原岳」を歩いていた。直線距離で言えばほんの数キロメートルのところだ。
日々のぜいぜい 「鈴鹿放浪」

 御池岳「ボタンブチ」の近くで「ぬた場」を見つけた。
 「ぬた場」というのは山中にある小さなぬかるみでイノシシ・シカなど大型の獣が泥を浴びる場所のことだ。ここの泥に浸かり、身体に付着した寄生虫を落としたり、ケガや病気を治したりする。話には聞いていたが、実物を見るのは初めてだ。泥の中にシカと思われる細い足跡が無数に残っていた。


11月04日に入手した本

四訂版 ストーカー行為等規制法の解説 橋本裕藏・著 一橋出版・刊 740+TAX円
NHK未来への提言 アルビン・トフラー「生産消費者」の時代 アルビン・トフラー/田中直樹・著 NHK出版・刊 950+TAX円
公立小学校の挑戦 ―「力のある学校」とはなにか 志水宏吉・著 岩波書店・刊 480+TAX円
格差社会をこえて 暉峻淑子・著 岩波書店・刊 480+TAX円
習熟度別指導の何が問題か 佐藤学・著 岩波書店・刊 480+TAX円
調査報告 「学力低下」の実態 苅谷剛彦/志水宏吉/清水睦美/諸田裕子・著 岩波書店・刊 480+TAX円
学力を問い直す ―学びのカリキュラムへ― 佐藤学・著 岩波書店・刊 480+TAX円
【検証 地方分権時代の教育改革】 脱「中央」の選択 地域から教育課題を立ち上げる 苅谷剛彦/清水睦美/藤田武志他・著  岩波書店・刊 480+TAX円
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by taketombow | 2007-11-03 22:55 | 私の山歩き  

「激しい風雨の御在所岳」を覚悟(期待)していたが

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 このところ、本業が多忙な上に、休日も殆ど詰まってしまい少しヘトヘトになっている。
 やっと一段落ついたので、そろそろ山へでもと思っていた。

 快晴の土曜日は午前中に所用があり、結局一日潰れてしまった。

 そして日曜日、今日こそは鈴鹿へと思ったのだが・・・・。

 ケータイ、目覚ましと二つも起床時刻をセットしておいたのに、寝過ごした。目が覚めたのは午前9時だったので山行は諦めた。

 今日(10月8日)は朝から雨だったが、鈴鹿の山へ出かけた。たまには、雨の鈴鹿も良いかと思ったのだ。

 3000メートルの稜線での雨は何回も経験している。真夏でも手の甲が白くなり、感覚が無くなる思いも。足下から吹き上げる風雨に、進退窮まったことも。
 でも、鈴鹿での激しい雨は余り経験していない。そもそも、雨の日や雨が降りそうな日は行かないのだ。今日はたった一人の山で、雨風に打たれて思いっきり濡れてこようと思った。

 往きは中道、帰りは一の谷新道。出合った登山者は中道で一人だけ。帰路にはゼロ。
湯の山の温泉街では昨日の「僧兵祭り」のかがり火や旗の後片付けが始まっていた。


 画像は、今シーズン初めての味噌煮込み。
 生卵が無い上にネギも新鮮でなく、おまけに鶏肉はモモ肉が無くササ身、天かすも忘れたので、仕上がりはイマイチだった。
 今年は万古焼きの芸術的な土鍋を入手するつもりだ。真冬の味噌煮込み(名古屋コーチン、八丁味噌入り)が楽しみだ。雪の中での暖かい味噌煮込みは格別なのだ。
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by taketombow | 2007-10-08 20:06 | 私の山歩き  

MANASLU の ストーブ

 ここ10年来よく山へ一緒に行く友人にH氏がいる。H氏はいつも冷静沈着、的確な判断ができるので山のパートナーとしては非常に有り難い存在だ。
 そのH氏から、「もう使わないから」とMANASLUのケロシン(灯油)ストーブをいただいた。
今、中国を「コピー天国」とか揶揄しているが、なかなかどうして私たちの国もその時代はあった。このMANASLU121も SVEA121のコピー品だ。単なるコピーと違うのは、安全バルブ等を追加し、安全性を高めていることだ。
 このHOPEという会社も1985年に廃業し、HOPEブランドは消えたがMANASLUストーブは別の会社が今も製造している。


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このような外箱に入っていた。

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タンクとバーナーヘッドは分解して収納する。

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組み立てるとこの通り、真鍮製のタンクがその古さを物語っている。

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研磨材で磨き上げたら、輝きを取り戻した。MANASLU 121のロゴも甦った。

使い方も至って簡単原始的だ。
1 タンクにバナーヘッドを接続し、漏れの無いよう固く締め付ける。
2 バナーヘッドの下の部分に燃料用アルコールを入れる。
3 アルコールに火を付け予熱する。
4 余熱が修了したらバーナーヘッド部分から音を立てて、炎が吹き出てくる。
5 火力調整のつまみはない。
6 強くするにはポンピングを数回して内圧を高める。
7 弱くするには、安全弁のねじをゆるめて、空気圧とを下げる。
8 空気を完全に抜いてしまえば、消火が出来る。

こちらは、当時の使用説明書
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表表紙
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P1
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P2
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P3
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P4
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裏表紙
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by taketombow | 2007-09-09 14:49 | 私の山歩き  

チャイナリスク?

 昨年末買い換えた山靴の縫い糸が切れた。
 購入した山道具店を通して修理を依頼したのだが、どうも合点がいかない。糸切れに対してではない。品質の変化に対してだ。
 前回も今回も同じメーカーのほとんど同じ製品なのに、この品質の差は一体どうしてだろう。
私は前回も今回も(株)キャラバンのグランドキングを買った。どういう訳か、このメーカーのこのシリーズが私の足には一番フィットする。一度、値段が倍近くした他メーカー製の靴を履いたことがある。しかし、どうしても足に馴染まず、結局捨ててしまった。その点、このキャラバンのグランドキングは良い。正確な年数は記憶がないが、前に使っていたのは約7年近く履いた。南アルプスだけでも4回も行っている。鈴鹿の山となるともう数え切れない。
 しかし、つま先と甲との切り替え部分辺りの靴底と甲をつなぐゴムが剥がれかけてきた。接着剤で付ければ済む程度だったが、購入後の経過年数を考えて買い換えることにしたのだ。
 なのに、今回の靴は僅か半年で糸が切れた。型番もデザインも価格も僅かしか変わらない。

しいてその他違うところをいえば、製造国が違う。

7年もの間使えた靴は「Made in Romania」
僅か半年で糸切れした靴は「Made in China」

ここにもチャイナリスク(China Risk)があるのか?
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by taketombow | 2007-09-03 17:44 | 私の山歩き  

馬鹿尾根を歩いて太った!何故だ?

 私のベスト体重は57キロ前後だ。
この体重に関して、何故か解せぬ事がある。

 今回の山行で、北沢峠からの登山バスを降りた後、仙流荘で温泉に入り4日間の汗を流した。時間の制約がないので、頭を何回か洗い、4日分のひげも剃り、浴槽にのんびりと浸かり、至福の時を過ごした。

 その後、スッポンポンのままデジタル体重計に乗ったら、その表示は57.6KGだったのだ。

 あれっ?山に入って体重が増えていたのだ。浴室内にも脱衣所にも自動販売機はおろか、冷水器もない。だから、入浴してから水は一滴も飲んでいない。また、いつもは山で便秘気味になるのだが、極力水を飲むように心がけたので、毎日快便で便秘ということもない。

 いくら我が家が貧しくて粗食でも、南アルプスの山小屋の食事よりは美味しいし、量もある。

 それらを食べ下界でのんべんだらりとした生活を送っているよりも、南アルプスの稜線で1日8時間近く歩き、山小屋の食事とオートミールの生活の方が体重が増えるなんて信じられるだろうか。

 今、先日受けた人間ドックでの体重を確認したら56.9KGとなっている。

 山の4日間で何と0.7KG太ったことになる。

 こんなことって、あるのだろうか?
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by taketombow | 2007-08-22 20:18 | 私の山歩き  

結局、歩き通してしまった。

 8月14日へと日付が変わった後、家を出た。中央道をゆっくり走り、仙流荘の登山者用駐車場へ午前3時過ぎ着いた。直ぐに寝ようとしたのだがたまたま点けた深夜のラジオが加藤和彦の特集をやっており、つい聴き入ってしまったため、寝不足。
 うとうととしただけのまま、北沢峠行きの登山バス始発に乗車した。

 今日は、仙丈小屋までの尾根道を辿る。馬鹿(仙塩)尾根縦走の始まりだ。

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これが南アルプス北部の概念図。
(サイト「山の交差点」より拝借したもの。現在使用許可申請中)

天気は極めて安定し、抜けるような青空だ。寝不足の身体に、尾根道の急登は堪える。でも、それ以上に眼前に拡がる光景が見事だ。

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大滝ノ頭付近から見た北岳。北岳の右に富士山が見える。
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こちらは、甲斐駒ヶ岳。
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同所からの鳳凰三山。地蔵岳のオベリスクがはっきり見える。手前はアサヨ峰
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小仙丈岳の山頂。仙丈、小仙丈は日帰り圏内なので、人が多い。

第一日目は、「馬の背ヒュッテ」の予定を変更し仙丈小屋へ泊まった。小屋から100メートルほど下の水場は殆ど枯れかかっていて、ちょろちょろとした出てない。しかし、手に沁みるほど冷たい。夜も好天。満天の星。伊那の市街地の灯りが彼方に見えた。


第2日。午前6時出発。30分足らずで仙丈岳頂上へ着く。
さあ、いよいよ今日は馬鹿尾根(仙塩尾根)へ足を踏み入れる日だ。
仙丈岳頂上からは、本州中央部の主要な山の全てが見えた。
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真ん中に見えるのが八ヶ岳。主峰の赤岳が一際高く聳え目立つ。
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稜線上の「高望池」は連日の好天で干上がっていた。しかし、約50メートルほど下った水場では、冷たくおいしい水が湧いていた。
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「野呂川越」 今日の縦走はここで終わりだ。今日の宿「両俣小屋」へと30分ほど急峻な道を下っていく。それにしても、重要なポイントなのになんてあっけない道標だろうか。
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第3日 両俣小屋午前5時出発。予定を変更して、馬鹿尾根(仙塩尾根)を歩き切ってしまうことにする。理由は簡単。天候が安定していることと、大仙丈のガレ場の存在だ。大仙丈からはガレ場の急な下りが長く続いていた。これは予想以上だった。往路を引き返すとなると、そこを再び登り返すことになる。疲れ切った身体で、ガレ場の急登を再び歩きたくない。
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シラビソの原生林が延々と続く。野呂川越以降出合った登山者は二人だけだった。それと、熊ノ平小屋の負荷が4人。彼らは、両俣小屋を経由して林道から荷を運ぶ。

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谷を隔てて中白根が見える。昼過ぎにはあの山頂に立っているはずだ。
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振り返ると仙丈岳が遙か彼方に見える。あの山からの稜線を歩いてきたのだ。
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北岳。ここからは中白根より低く見える。
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塩見岳への分岐点三峯岳が近くなって来た頃、登山道は森林限界を抜け視界は一気に広がる。
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仙丈岳は雲に隠れつつある。歩いてきた登山道が遙かに続く。
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北岳塩見岳への縦走路との分岐点、三峯岳の山頂直下。
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中白根の稜線がすぐそこまで迫ってくる。
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もうすぐ中白根岳
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仙丈岳まで延々と続く馬鹿尾根(仙塩尾根)。一度歩いてみたかっただけだ。体力次第だが、再びここを歩くことは無いかもしれない。
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間の岳と三峰岳を結ぶ稜線で雷鳥の親子を見かけた。
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農鳥岳も直ぐそこに見える。

3日目は北岳山荘。施設は良いのだけど・・・。臭い。

4日目の朝。午前4時起床。下山するだけなので、そんなに早く起きる必要はないのだが、午前3時頃から周囲がゴソゴソし始めてとても寝ていられない。極め付けは、隣の部屋から聞こえてきた電気カミソリの音。”今の若者は!!”と言うけれど、今のおじさん達も相当に変だ!
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北岳山荘の夜明け。テント場から山頂へと人は向かう。背後に黒く見えるのが北岳山頂だ。
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富士山がシルエットで浮かび上がる。

 今回の北岳はあくまでも「おまけ」で「来ただけ」だ。山頂をトラバースして、「八本歯のコル」経由で広河原へ降りた。後は登山バスで北沢峠、仙流荘へと戻る。

撮影は全てDoCoMoの携帯SH902iだ。便利だが撮影時以外はこまめに電源を切っているのだが、流石に4日間は電池が持たない。そろそろデジカメの購入を考える潮時かな。

似たような時期に
kimukimuさんは表銀座を歩いていた。
燕・大天井・槍ヶ岳縦走
junkjewelさんは北岳を歩いていた。
Yam!Yam!登山 -キター!北岳Part2 流星群に願いを・・・ 8/12.13
ういうい さん は 燕か?
2007 夏 縦走
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by taketombow | 2007-08-19 00:31 | 私の山歩き