カテゴリ:雑感( 114 )

 

尖った素晴らしき単機能機 pomera

デジタルメモ「ポメラ」が届いた。
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畳んだところ。ほぼ文庫本1冊程度の大きさだが、やや厚く、見かけよりも重い。
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開いたところ。見かけよりも意外にしっかりしているキーボード。手応えは良く、使いやすい。

 昨年末の発売時に面白いと思ったが、コンセプトが新鮮でその思い切りが良さが不安でもあり、購入を迷っていた。その後、身の回りに使う人が少しずつ現れ、それなりの良い評価も目に付くようになった。
 27、300円という定価も、購入を躊躇させる一因であったが、amazonでの価格が16、205円になってきたので、購入を決意した。

 KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM10シロ パールホワイト

 何よりも、バスや地下鉄の車内でもテキスト入力できるのがうれしい。今まで読書か睡眠にしか使えなかった時間が、より生産的な時間になった。

当初は、
・入力文字数に制約がある。
・ネットワークやインターネットに接続できない。
など、

 欠けている機能だけが妙に気になったが、この商品のコンセプト「デジタル"メモ"」という点に立ち戻れば、納得できる。むしろ、その思いっきりの良さ、潔さに感心する。

 そうだ、これはメモ帳なのだ。開ければ直ちに電源ON、2秒で起動、閉じればデータをバックアップしてシヤットダウン。
 地下鉄やバスの車内でひらめいたアイデアや浮かんだ文章が、そのまま記録できるのは実に便利だ。

 もちろん,やや物足りない部分もある。

 終了時のカーソル位置が保存されないのは不便だし、モノクロ画面は反射式でバックライトはない。当然、輝度調節はできない。
 ”待ち合わせの間、やや薄暗いカフェの片隅で仕事”等というシチュエーションは、まず不可能だろう。

このエントリーは、テレビの点いた居間で、焼酎を飲みつつpomeraで入力した文章をPCへ送りアップしたもの。

More 今週の読書ノート(~09月06日)
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by taketombow | 2009-08-28 21:52 | 雑感  

「誤報!」で良かったのだが・・・。

 午前五時過ぎの大きな揺れで目が醒め、ラジオのニュースを布団の上でうつらうつらしながら聞いていたら、7時頃、隣接自治体の防災用同報無線のスピーカーから男性の声で、「只今東海地震注意情報が発表されました」と流れた。
 先ほどの地震の震源地も想定震源域の中だ。「いよいよ来たか!」と思った。
 妻に「暫く、最低1週間程は、帰ってこないから」と告げ、支度を始めた。遠隔地で下宿をしている娘にも早めに連絡しておく必要があるだろう。備蓄の水や食料、燃料、山用具で使えるものも、出しやすい場所に移す必要がある。私は職務として、妻は地域のボランティアとして災害対策に当たり、両方とも当分自宅には帰れないだろう。
 そう言う思いで支度をしながらテレビをつけて、確認しようとしたのだが、このことは一切報じていない。先程の防災用同報無線も一度放送した後は黙ったままだ。
 暫くしてニュースが「『東海地震"観測!情報』」が発表された」と報じた。"観測"程度では同報無線は流さないものだ。多分、隣接市の防災担当者は"注意"と"観測"とを混同したのだ。私はその"観測"を"注意"と聞き違えたのだろう。誤報に怒りが込みあげるよりも、ホッとした分の方が遙かに大きかった。

東海地震に関する情報には"観測" "注意" "予知"の三段階があり、"観測"はその最も警戒度の低いものだ。

東海地震に関する情報 気象庁

2000年9月11日の東海豪雨のときも、職場に約1週間泊まり込んだ。
昼間は通常の勤務をこなしての上だから、正直言って相当にキツイ。"本来の職務ではない"という理由で、その分の手当も、代休もない。だから"命令"はなく、強く"お願い"される。当然のこととして、管理職ならウンもスンもない。
 手当や代休が付くのは防災を職務として担当する部署の役人だけだ。そうそう、避難所を実際に切り盛りし、避難民のお世話をする地域のボランティアにも、手当はおろか代休もない。
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by taketombow | 2009-08-11 09:39 | 雑感  

「人生の扉」

 この頃、ごく普通の何でもない空の青さが妙に美しく見え、早春の山々が若葉の薄緑で染まる様が実に目に心地良い。そして、近所の児童公園ではしゃぐ子ども達の歓声が快い。
 これも、それなりに人生という歳月を多く重ねてきたご褒美かとふと思う。
そんな私の心を「竹内まりや」は実に素晴らしい音楽にして代弁してくれている。

元は協和発酵のTVCMに使われたもの。上質な一つの作品として仕上がっている。見ている間に心の中で思わず「頑張れ!負けるな!」と声援を送っている自分に気付く。


フルコーラスを聴くならこちらがお勧め。


More 歌詞はこちら
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by taketombow | 2009-05-31 10:53 | 雑感  

フェルメールの青

「青」の色彩が気に懸かる。

青といっても、純粋な青でなく、緑青というか濃い翡翠色という様な色だ。
街中で、そのような色彩を見つけるとついそちらへ視線が行ってしまう。

このような色彩を好むのは多くが女性。
要らぬ誤解を受けぬよう自分の視線に神経を使う。最近の流行色かと思い周囲に尋ねてみるが、そうでもないらしい。

どうしてかなとぼんやり考えていたある日、ふと思い当たることがあった。
フェルメールなのだ。
先日、見たフェルメールの画集にある「真珠の耳飾りの女」に描かれた少女が身に着けていたスカーフの色だ。そうだ、これだったのだ。
改めて画集を眺めると、私の頭の中にイメージとしてある色彩とはやや違う。ネットで探した画像ではその違いは更に開く。
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しかし、私のイメージにあった青はこの色だ。

そう言えば、遙かな昔、憧れていた人も、青いカーディガンがよく似合う素敵な女性だった。

私が読んだフェルメールの本

しりたい フェルメール 生涯と作品 小林頼子・著 東京美術・刊 1,600+TAX円
絵画の巨匠⑤ フェルメール 尾崎彰宏・著 小学館・刊 3,200+TAX円
イージの森の中へ フェルメールの秘密 利倉隆・著 二玄社・刊 1,900+TAX円
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by taketombow | 2009-05-31 10:14 | 雑感  

最高(?)の「うどん」

 私は麺類が好きだ。

うどん、そば、ラーメン、スパゲッティ、マカロニ、春雨、くずきり、マロニー・・・・・。
基本的に長ければ何でもOKだ。

中でも好きなのが、うどん。

冬山へは、土鍋と生野菜、生麺、鶏肉、卵、油揚げ、天かす、赤味噌等々を担ぎ上げ、味噌煮込みうどんを作る。うどんは自分で麺を打つこともある。勿論、そのための道具(のし棒、麺切り包丁、駒板、捏ね鉢)も一通り揃えた。山に行かずに、時間がたっぷりあるときに麺を打つ。

そして、忘れた頃にまた麺を打つ。

先日、久しぶりにうどんを打った。きっかけは米粉を入手したからだ。時おり顔を出す店で実に美味しい米粉うどんを出してくれる。かねてから自分でも米粉うどんを打ってみたいと思っていた。

4時間ほど掛かってできたのがこれ。
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米粉は粘りがない。麺の幅が広くてきしめんのように見えるのは、これ以上細くすると、千切れてしまい麺の形を為さないからだ。麺も、長めのものだけを集めてこの程度だ。

 茹で加減を見るため一切れ口に含むと、炊飯器の蓋の間から流れ出る吹きこぼれ汁のような味がする。
しかし、私は人生を長く生きてきたが、こんな味、食感のうどん(と言っていのだろうか)は今まで食べたことがない。

 私の今までの人生は何と幸せだったことだろうか。

味については、これ以上敢えて言わないし、カミさんのコメントも言いたくない。

どんな物であろうと食品だ。捨てるのは論外。カミさんと顔を見合わせ処分方法を考えたのだが・・・・。
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by taketombow | 2009-05-07 23:36 | 雑感  

新幹線車内誌「WEDGE」4月号

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先日新幹線に乗った際、表紙を見て興味深い記事ばかりだったので買った。

表紙に載っていた見出しは次の3つ
1 公務員改革が国を滅ぼす
2 自動車か電池か クルマ浮上の主導権争い
3 年金制度はいらない

 一番興味深かったのは1の公務員改革についての記事だ。なぜ「改革」がかえって「国を滅ぼす」ことになるのか。それは、各種「改革」によって公務員のモチベーションが下がるからだという。確かに、継続している財政改革の名の下、公務員定数削減はしたものの、国民の要求は増えるばかりで仕事量は増大はしている。それに追い打ちを掛けるような、給与削減。月に100~200時間を超える残業をして年収数百万では、いくら将来がある程度約束されているキャリア官僚だとしても大変だろう。
 小学校入学時から「お受験」で高い月謝の塾、授業料の高い中高一貫校、そして東大。同世代が楽しく遊ぶのを横目に、ずっと頑張ってきたのは何だっただろうかと思うに違いない。そして、それにマスコミの「公務員叩き」が追い打ちを掛ける。公務員に人が集まらなくなり、マスコミが喜ぶような資質の人間ばかりになったとき、日本はどうなるのだろうか。

面白かったのが、文中での次の問いかけだ。

「でも、今のに政治家に国を任せて本当に大丈夫?」

日本の公務員は優秀だった。彼らが優秀だったから、その上に胡座を掻いた自民党政権は長く続いた。しかし今、政治の流れは「官」から「政」へと大きく変わろうとしている。政治の主導権を政治家が取ろうというのだ。
与党・野党を問わずに、社会を大きく見渡せ、人を動かす力のある政治家がどれほどいるのだろうか。
今の政治主導を目指す論議を、「政治家の役割すら果たしていない政治家による政治主導」と表現しているのは旨い表現だ。

2の自動車か電池か は、ハイブリッドカーや電気自動車が普及するに連れて、自動車開発の主導権は自動車専業メーカーではなく、電池やモーターの製造メーカーへと移っていくだろうということだ。それさえ手に入れれば、どんな弱小メーカーにも自動車生産の可能性が出てくるということだ。

3の年金制度はいらない は、要するに今の保険金制度は払う人と払わない人との間に不公平が生じている(掛け金を払わず無保険になっても、生活保護で喰っていけるし、その原資となる税金は生活保護を受けず真面目に保険の掛け金を払ってきた人たちも負担している)から、全てを税金による給付制度にすべきというものだ。たしかに、今の制度は真面目なもの程損をするような気がする。一考に値する論かも知れない。

一度、目を通すことをお勧めする。
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by taketombow | 2009-03-29 23:53 | 雑感  

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

昨年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いします。

今年の私の目標は、

1 「健康」でいること。
  今まで、特に健康に気をつけてということはあまりやっていませんでした。
しかし、ここ数年毎年のように同級生の訃報を耳にします。
自分でも健康に気をつけ「身体に良いこと」を積極的に実施するよう心がけていきたいと思います。

2 「3年間で1000冊のブックレビューを書く」という目標の最終年になります。2008年末現在で762冊です。
 加齢と共に、ますます頑固で自己中心的な人間になりつつある自分を実感しています。それを少しでも遅らせ、頭の柔軟性を保ち、「現在の知」に追いついていきたいなと思っています。また、読書の楽しみを通して、活字の世界の楽しさを少しでも多くの人々に伝えていきたいなと思っています。
 ※「ブックレビュー」はSNSのmixiで公開しています。

3 南アルプスの主稜線のトレースはとうとう繋がってしまいました。主脈からは外れますが、今年は農鳥岳を歩きたいと思っています。大学時代からの友人と退職後にエヴェレスト街道をトレッキングする約束をしています。それを意識したトレーニングもそろそろ開始したいと思います。

4 貧困、障碍、家庭的困難等々、様々な問題を抱え途方に暮れていらっしゃる方々が、沢山います。その全ての方々に手は差し伸べられませんが、せめて身の回りの方々に声を掛け、困難感を共有したいと思います。
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by taketombow | 2009-01-01 21:40 | 雑感  

「おつかれさまの国」 ・・・・「音楽」と「ことば」と「映像」のちから

 bookさんから
斉藤和義の「おつかれさんの国」という曲を教えていただいた。
とても良い曲だそうだ。でも、私は団塊の世代。
恥ずかしい限りだが、歌手なら小田和正、グループなら、ミスチルかGLAY止まりで、最近の歌手はとんと分からない。曲名は聞いたこともないし、この歌手の名前も知らない。
という訳で、まず歌詞をググってみた。

     略
                 ・・・・・・・・
そのひとの疲れに「お」をつけて「さま」までつけて
「おっかれさまです」と声かけるぼくらの日

やさしくて強くて一生懸命で
生きることはただそれだけでも 大変で
その愛も仕事も大切で 頭をさげて
「おつかれさまです」といいかわす ぼくらの日々

※つらいのはわかってる だけどわからないよ
誰だってそれぞれ 隠した切なさは
ほんとうはいえなく てだから いうのだろう
ありがとう 大丈夫です おつかれさまです※

泣きたくなることもあたりまえ 坂道は
もうなんども経験したから 慣れてきた
そのひとの涙は拾えない 見ちゃいけない
「おつかれさまです」と微笑んで ぼくらの旅

こころは強くない だけど弱くもない
             ・・・・・・・・・・・
      略

結構、言い歌詞だ。

次にYouTubeで探してみると、「あった!」
アリナミンのCMに流れていた曲だった。

斎藤正義の音楽と歌詞と映像が一つになって実に良い。


短いが私はこちらの方が好きだ。後半の出張帰りのお父さんを家族で迎える場面は何度見てもジーンとくる。


キリンラガーのこのCMも物語性があって良い。

これには一切ナレーションはない。音楽と映像だけでこれほどまでにも迫ってくるのが素晴らしい。
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by taketombow | 2008-12-25 22:44 | 雑感  

師走のアサガオ(?)

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 訂正(2008.12.30) ある方に伺ったところ、これはアサガオではなくて宿根性アサガオの「オーシャンブルー」という品種だそうだ。花期は標準で7月~11月だから、この時期にまで咲いていることは、特に不思議でも何でもないとのことだ。分かってみると「なーんだ!」と言う気持ちだ。知らずに置きたかったな。
詳しくはここに オーシャンブルー

12月も半ばになったというのに、ご近所のお宅ではまだアサガオが咲いている。流石に花は次第に小さくなってはきている。陽当たりの良い南向きならまだしも、北向きのブロック塀でのことだ。
今年は何か変なのか、それとも毎年のことで、たまたま今年になって私が気付いただけかは分からない。
 でも、手袋、コートの季節にアサガオは似合わない。


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一方こちらは御在所岳山上の朝暘台付近、12月7日昼頃の様子だ。木々は樹氷に覆われ、辺りはすっかり冬の世界だった。
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by taketombow | 2008-12-15 00:33 | 雑感  

「まま子」という歌

実に懐かしい曲を聞いた。

まま子 藤原 洪太 作詞・作曲

・・・・・・・・
・・・・・・・・
煙にくすむ 夕日が落ちてから
油に汚れた身体に 着ける制服

とても疲れて重たく 見上げる先生の
力のこもったその手には 愛の白墨

いつまでたっても 僕らの世界は
日本の歴史に生まれた まま子の世界なの
・・・・・・・・
・・・・・・・・


60年代。反戦フォーク、プロテストソングが流行していた時代。
折しも高度成長期の真っ直中。田中角栄の「日本列島改造論」が日本中を麻酔にかけていたときの歌だ。曲名が「差別用語」ということで放送コードに引っかかったのか、テレビやラジオには流れることはなかった。各地のフォークソング集会、学園祭、野外コンサート(その頃"ライブ"と言う言葉はなかった)で聞いた。

 家計を助けるために昼は工場で働くため、学びたくても学ず、義務教育である筈の中学でさえ行けない子ども達。彼らのために大阪の教師達が手弁当で始めた夜間中学。その中で必死に学び懸命に教える、生徒と教師。

それを「法の枠外だから」という理由で廃止する動きに抗い作られた歌と聞く。
その後、夜間中学は全国の大都市に拡がっていった。そしてそこで学ぶのも、学齢期の中学生から、就学を逸した大人へと次第に年齢層が高くなり、現在では在日外国人へと変化してきている。

この歌の時代から半世紀経ち、全ての人が豊かになった(筈の)現在。

「生活を維持する経済力がある」と生活保護を打ち切られた老人が餓死し、ギャンブルや旅行に使う金はあっても公租公課を支払う金は無い家庭が出現し、学びたくないのに登校して授業妨害を繰り返す児童生徒が現れている。

この年月の間に私たちの中で何が変わったのだろうか。
この深刻なメッセージとは裏腹の美しい旋律に触れ、考え込んでしまう。

何時のことだったか忘れたが、ジローズの演奏で(「ジローズ登場~戦争を知らない子供たち」)聴いたことがある。高田恭子も歌っていたそうだ。ネットで探していたのだが、思わぬところで見つかった。「シマッツ」というアマチュアのデュオがネット(YAMAHAが運営するMySound [マイサウンド])で公開している。(アクセスには会員登録[無料]が必要)
http://players.music-eclub.com/?action=user_song_detail&song_id=81349
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by taketombow | 2008-09-25 22:53 | 雑感