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南木曾岳

久し振りに、鈴鹿を離れ他の山域へと足を伸ばした。

目指すは、御岳、北アルプスの眺望が素晴らしいと言われる南木曾岳。
今回は車を使っての山行だ。
自宅を出たのが午前6時、H氏宅を午前6時半、中央高速経由で登山口駐車場へ午前8時過ぎに到着した。身繕いを済まし出発したのが8時半、頂上へは11時半頃に着いた。
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 山頂は木々に囲まれ、陽射しも届かず眺望も効かない何とも救いようのない場所だ。少し降りた避難小屋脇の広場で昼食を食べた。
今日のメインディッシュは「豚汁」だ。
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100円ショップで買った「豚汁用野菜」と家で下ごしらえした豚肉を煮込む。ぐつぐつ煮立ってから、味噌とダシを入れる。煮こぼれかけたら火を弱くして更に煮込む。我慢できなくなった頃が出来上がりだ。
写真に撮ったら、余り旨そうには見えないが、結構イケた。

期待していた、御岳、北アルプスの眺望は見えなかったが、近くの山々は僅かに見えた。
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下山後、南木曾館の温泉に浸かって帰った。浴室、湯質、湯量共に良かったが、消毒のための塩素臭が気になった。少なくとも源泉かけ流しではないようだ。

この山で気になったのが、登山道の整備だ。

「荒れ放題」というのではない。実に、懇切丁寧に手入れしてある。要所要所には鎖やロープが設置してあり、クマザサはきちんと刈り込んである。しかも、急な岩場には木製の梯子が至る所に設けられている。経費は勿論、その手間だけでも相当なものだと思う。熱意には感謝し敬意を表したい。

 しかしだ、残念なことが一つだけ有る。

実は非常に歩きにくいのだ。
間伐材をその儘半割にしたような木を、階段(梯子)のステップにしている。それが実に足を乗せにくい。また、その間隔もまちまちだ。少なくとも私の歩幅には合わない。でも、相当な手間暇経費をかけている。
使う人の視点に立って、歩き易さまで考慮できたら良かったのにと思う。
歩き易さも安全には大切な要素である。

南木曽岳の情報は ここ
マイカー登山と日帰り温泉「南木曽岳」
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by taketombow | 2005-11-27 19:16 | 私の山歩き  

児童虐待防止月間

先日、CAPNA(子どもの虐待防止ネットワーク・あいち)バザーに参加した。
バザーといっても、活動資金を集めるための大々的なものではない。多分(これは私の勝手な推測だが)事務局ボランティア・会員相互の親睦を深めることを主目的に、組織のささやかなPRを兼ねたものだと思う。
 会場は名古屋駅西の「ノリタケの森」、好天に恵まれ絶好のバザー日よりだった。赤煉瓦の前、緑の芝生、木立と舞台もよく、一般には殆どPRらしいことはしていなかったが、会員、観光客、ご近所等多数の方々が来てくださり、昼過ぎには大部分のものが売れてしまった。
 宮仕えの身なので、平日(夜も含めて)の活動にはなかなか参加しにくい。少々の会費を負担するだけで済ましているので、常に肩身の狭い、心苦しい気持ちを持っている。だから、今回のような休日の活動はありがたい。どなたも気さくで温かい雰囲気をもった方ばかりで、このような方々の下支えでCAPNA(子どもの虐待防止ネットワーク・あいち)の活動が成り立っていることを肌で感じた。

さて、今月は児童虐待防止月間になっている。

なぜ、今月がそうなっているのか、本当の理由は知らない。しかし、秋から冬にかけては家庭の窓が閉め切りになり子どもの声が聞こえにくくなる。地域の様子に気を配ることを呼びかける意味でも適切かも知れない。

「虐待を発見したら関係機関に通報する」
これは、法に定められた国民の義務である。

法で定められた「義務」はこれだけだが、本当に必要なことは、これから始まる。「通告」はその一歩に過ぎない。

通告を受けて関係機関が動く。必要に応じ児相等に一時収容する。現行法ではここまでなのだ。あくまでも「一時収容」だ。親を指導して関係を修復し、家庭復帰させる。

問題はその後だ。

最初からやり直そうと、強い決心で再び子育てに臨んでも、本人だけの努力には限りがある。地域の、決して目立ってはならないが強力な支えが必要なのだ。それがなければ、只口うるさいだけの隣近所にしか過ぎない。余所へ転居していくだけだ。それは、問題解決ではなく、地域にとっての、単なる厄介払いに過ぎない。問題は潜在化していく。

ある意味では深刻化だ。

虐待される子どもは勿論のこと、虐待してしまう親も、有る意味では被害者なのだ。糾弾するだけでなく、その泥沼からはい上がるための救いの手が必要なのである。

これは行政だけでできる仕事ではない。地域に住む私たちの責務でもあると思う。
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by taketombow | 2005-11-25 22:42 | 雑感  

氷柱

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今日も御在所だ。

19日(土)が仕事、20日(土)が仕事でない仕事で出勤。
21日(月)は振り替え休日となった。

久し振りに鈴鹿へ行ける。

 心配していた天候は「快晴」。月曜日が休日になっている知人と、コクイ谷出合を目指した。

 平日は良い。

山を独り占めだ。

 唯一の欠点は、時刻表が平日ダイヤであること。
つい休日気分になり、そのつもりで駅のホームに立っても、電車が来ない。結局、知人との約束の時刻に遅れ迷惑をかけてしまった。

 山は紅葉の時期を過ぎ、冬支度に入っていた。先日の初雪が、木陰に残っている。
 裏道→国見峠→上水晶出合→コクイ谷出合のコースの往復だった。
時間が許せば、鉱山跡、杉峠まで足を伸ばそうと考えていたが、午後1時を過ぎた時点でもう日が陰り始めたので諦めた。

 落ち葉で登山道が埋まり、ルートファゥインディングにもかなり手間が掛かった。先日の山行でルートは有る程度手入れしたつもりだったが、まだまだ分かり難い部分がある。

 この時期、国見峠より深部は、かなりのルートファインディグを持った人との山行をお勧めしたい。踏み跡が落ち葉で埋もれ、獣道と区別困難な部分があちらこちらにある。初心者だけの山行は、ビバーク覚悟のものとすべきだ。

 この画像は、裏道の6合目地点で見かけたもの。帰路は3時頃に通過したが、登山道上の水たまりは殆どが凍結していた。

 厳冬期が直ぐそこまで来ている。
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by taketombow | 2005-11-21 20:23 | 私の山歩き  

「蝉しぐれ」

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藤沢 周平 著
ISBN: 416719225X 文芸春秋 刊
定価: 660 (630+TAX)円

 藤沢周平の小説は良く読んでいる。しかし、買って読んだのは初めてだ。何となく、暇つぶしや気分転換に小説月刊誌を買って読むとき、掲載されているのでついでに読んでしまう場合が多い。だから、いつも、さほど期待はしていないが、つまらなかったという経験はなかった。

 今回、市川染五郎、木村佳乃という配役で映画化された。ぜひ見たかったのだが、とうとう機会を逸してしまったので、原作にあたった。。

 物語は、東北にある架空の小藩、梅坂藩の組屋敷のある朝の情景から始まる。幼なじみの隣家のお福との淡い恋、友情、藩主の跡継ぎを巡るお家騒動。それらに凛として立ち向かいながら成長していく様子を鮮やかに描いている。
 青春とは、目前の課題に逃げることなく精一杯取り組んでいくこと。そういうかのごとくの、主人公のひたむきさ、生一本さに好感が持てる。
 ふと、井上靖の「あすなろ物語」を思い出した。
ほろ苦くも懐かしい青春の日々、それらを経て少年は青年へと脱皮していく。
 久し振りに読後感のさわやかな作品を読んだ。
 
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by taketombow | 2005-11-18 21:33 | 私の本棚から  

雪山の必需品

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 上はごく普通の板だ。冬期雪上でガスバーナーを使うとき下に敷く。転倒や雪でカートリッジが冷却しガス圧が低下するのを防ぐ。滑らないように、カートリッジの底の形に彫り込みを入れてある。勿論、裏返すとまな板としても役に立つ。

 下は、折りたたみ式のパイプ椅子。近所の100円ショップで見つけたものだ。付属のマジックテープで縛り、ザックの横に付ける。尻が冷えないので重宝する。
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by taketombow | 2005-11-13 18:05 | 私の山歩き  

ウッドシャフト(木柄)のピッケル

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 これもまた、健在。
アイゼンと同時期に購入した国産のピッケルだ。ピックからブレードへの流れるラインが気に入っている。
 金属部分は常にサンドペーパーで磨いているし、シャフトもアマニ油での手入れは欠かさない。実に良い色をしている。30年以上も経過していれば、木製のシャフト部分は経年劣化していると思うので、命を賭けるようなシビアな場面での使用は控えている。
 しかし、雪山での杖代わりには重宝している。手になじむ木の感触は何ものにも代え難い。
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by taketombow | 2005-11-12 22:14 | 私の山歩き  

なぜ校長は頭を下げたのか?

 この類の(児童・生徒が学校外で個人的に起こした)事件では、必ず通っていた学校の校長が謝罪する。マスコミは学校の責任を鋭く追及し、報道陣の前で深々と頭を下げさせる。取材陣はその場面を狙い映像にして配信する。

でも、なぜだ? なぜ謝るんだ?

 学校の中で起きたことか? 学校は「気に入らねば殺せ」と教えていたのか。
 その学校の教育内容・方法に問題があるとすれば、同様な事件は今までにも起きていたはずだ。
 そうでなければ、原因は学校でなく、その家庭固有の、今までの育ち方(しつけ)等の問題ではないのか。マスコミはなぜ、それを深く追求しようとせず、学校のみを糾弾し溜飲を下げているのか。
 長崎の中学生の事件(中学生が男児を駐車場から突き落とした)でも、関西学院大学生が折り鶴を燃やした事件でもそうだ。マスコミはすぐに学校へ殺到し、校長、学長が謝罪し頭を下げる映像を報道する。そのため、長崎の場合では、被害者宅で校長が焼香することさえも拒否された。
 被害者家族の悲しみ、怒りは分かる。しかし、それを向ける方向が違っていないだろうか。
 もっとも責任があるのは本人だ。本人に責任能力がなければ、それは、養育し、最も長く生活を共にしている保護者(両親)が負うべきではないのか。マスコミはなぜ、それらを免責し、学校にのみ責任を負わせようとするのか。
 このようなことにより、ますます、彼ら(保護者)の子育てに対する責任意識が薄れていくのではないか。私たちが悪いのではない、学校の教育が悪いのだと。
 このような論法で行けば、手鏡で破廉恥なことをした(という)元慶大教授植草氏の行為には当然慶大学長が謝罪すべきだし、マスコミもそれを要求すべきだ。また、国会議員の不祥事には議長が陳謝し、大臣の不祥事には総理が頭を下げるべきだ。
 しかし、そのような事は一度も見たことがない。

何かどこかずれていると思うのは、気のせいだろうか。

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by taketombow | 2005-11-12 19:27 | ニースに接して  

TANIの鍛造アイゼン

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 これも古い。でも、十分に現役だ。

 社会人になって初めての冬のボーナスで購入した。今から30年以上前のことだ。当時流行り始めた出歯の12本爪プレスアイゼンと比較し、どちらにしようか迷った。だが、私の山行の形態(氷壁登攀は全くしない)を考えたのと、製作方法(1つの鉄の塊から鍛き出してこのような形を造るという)が気に入ったのでこれにした。

実際に使うのは殆どが鈴鹿の山。

 凍結した岩稜地帯など殆ど無いので、是非とも必要という訳ではない。雪道でのスリップを防げるので、効率よく登ることができるだけだ。

 下山後、爪の一つ一つに鑢をかける。そして、ジョイント部分にグリスを塗り込み、次の山行に備える。

 アイゼンバンドは、自作の1本式。ナイロンテープと金具を買ってきて、鋲で止めたもの。装着は多少面倒だが、バンドの流用が効き嵩張らないのがメリットだ。冬山は、こんな些細な事の積み重ねが重量抑制に役立つ。
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 図は1本締めアイゼンバンドの締め方。私はこのように締めている。金具は外側になるようにして留める。シーズン到来の度に、記憶を辿りながら手順を思い出し自宅で練習をする。

あれこれ準備を重ねる間に、気分は冬山モードに入っていく。
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by taketombow | 2005-11-12 10:45 | 私の山歩き  

生き続けることの哀しさ

Excite エキサイト : 社会ニュース

地域社会の無力、人間関係の希薄化、行政の怠慢等々、コメントしようと思えば何とでも言える。
 しかし、このニュースを聞いて感じたのは、生きていくこと、生きてしまったことの哀しさだ。

「もう、これくらいでいいよ」
「この苦しみから逃れたいよ」
「もう堪らなく寂しいよ」
「疲れたよ」

そう思ったとしても、命がある限り、生き続けなければならない。
 それは、生きる望みを見失ってしまった人にとり、ある意味ではこの上無く残酷なことだ。

 彼らがもっと近所づきあいが上手だったら、妻が認知症にならなかったら、身寄りがいたら・・・等々、いくつもの「なら」「たら」が私の胸の中を去来する。
高齢の方々に、生きる望み、長生きをした喜びを実感していただくには、私たちは何をしたらよいのだろうか。

「幸福な老後」「悠々自適の生活」等という言葉は、貯蓄商品や介護施設のキャッチコピーの中にしか実在しないのだろうか。

神は、何を根拠に彼らにこのような裁可を下したのか。

神に説明を聞いてみたい。
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by taketombow | 2005-11-10 22:56 | ニースに接して  

スタインウェイ戦争 誰が日本のピアノ界をだめにしたのか

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高木 裕,大山 真人 著
ISBN: 4896918428 洋泉社 刊
定価: 777 (740+TAX)円



業界の暴露本である。

事実はどうなのかは知らない。自分が「正義の騎士」であり、競合する同業者は「悪」である。それを冒頭から巻末まで、徹底しているからある意味では凄い。

しかし、スタインウェイといえば世界の名器、それを巡るエピソードや、蘊蓄を知ることができるのでそれだけでも、得をした気分になる。
 例えば、スタインウェイにはドイツハンブルク製とニューヨーク製があり、それぞれ価格も違うとか、ピアノの基本的な構造はその殆どをスタインウェイが考え特許を取得したものだとか。

競合相手を悪く書いてばかりいる部分が気になるが、かなり読みやすい。

追加
 この本の記述に関して、現在「名誉毀損」として訴訟になっている。
この本の中で「松葉楽器」としてほぼ名指し同然で糾弾されている「松○楽器」サイド(多分)の人物(ブログ上では氏名不詳)がブログを公開している。以下のコメントをしている方だ。

「スタインウェィ戦争」名誉毀損裁判

 興味有る方は、こちらも見て頂きたい。双方の情報を総合し、初めて、的確な判断ができる。
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by taketombow | 2005-11-07 23:10 | 私の本棚から