<   2006年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

 

最後に聴きたい曲は?

 何時のことか忘れたが、テレビのニュースステーションという番組で「最後の晩餐」というコーナーをやっていた。久米宏がまだ司会をしていた頃のことだ。
 「人生最後の日にあなたは何を食べたいか」という番組である。私は、麺類なら何でも良い。でも、ゲストが「素うどん腹一杯!」なんて言ったら、画にならないので「番組としては困るだろうなあ」などとボゥ!と考えながら見ていた。

 その他に、「無人島に一人過ごすとなったらどんな本を持って行きますか」という質問も目にしたことがある。「聖書」と答える人もあるとか。その人が本気でそう考えているのなら、それはそれで良いと思うが、私には耐えられない。敬虔なキリスト教の信者になら、聖書にそれだけの価値はあると思うが、その対極にある私にその価値は理解できない。活字中毒の私には、古新聞1ヶ月分の方が遙かに実用性で勝っていると思う。

 さて、標題についてだが、mixiに団塊の世代が集まり交流するコミュがある

 先日来、そこで話題になっているのが、「マイ・ラスト・ソング」だ。

話題のきっかけは、久世光彦のこの文。
文芸春秋刊、久世光彦の「マイ・ラスト・ソング」より
-----------------------------------------------------------
私の死がついそこまでやって来ているとする。そんな末期の刻に、誰かがCDプレーヤーを私の枕元に持ってきて、最後に何か一曲、何でもリクエストすれば聴かせてやると言ったら、いったい私はどんな歌を選ぶだろう。目はもう見えない。意識も遠のきかけているが、聴覚だけがわずかに残っている。しかし、時間がないから一曲だけである。その歌に送られてどこか遠いところに行くわけである。(以下省略)
-----------------------------------------------------------
皆さんは何を選ぶだろうか。

定番の各レクイエムなどの他に

ちあきなおみ の  【喝采】  吉田 旺 作詞 ・ 中村 泰士作曲
吉田  拓郎 の  【今日までそして明日から】  吉田  拓郎 作詞/作曲
サイモンとガーファンクル の  【コンドルは飛んでいく】
ジョン・レノン  の 【イマジン】
ヴェルディのオペラ、「ナブッコ」より【行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って】 作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
サラ・ブライトマン の 【Time to say good bye】

等が候補に挙がっていた。

「自分だけが聴くのだったら何を選ぶだろうな」と考え込んでしまう。
ようやく選んだのがこの歌。最期の枕元に大音量で鳴らすのだ。

Engelbert Humperdinck の 【The Last Waltz】

最期の時に涙は禁物。何時までも連綿と生にしがみつきたくない。明るく爽やかにカラッと逝きたい。

 涙は一人きりの時にこっそりと流すものだと思っている。
[PR]

by taketombow | 2006-12-31 21:48 | 雑感  

減らない「児童虐待」

 「児童虐待」に関心を持っている。
(以下、私がmixiの「児童虐待」コミュに投稿したものの再掲)

先月(11月)の1ヶ月間に、3つの新聞(朝日、日経、中日)と3つのオンラインニュース(yomiuri,mainichi,時事)で報道された「児童虐待」事件を集計してみた。

フォーマットは、こうだ。

年月日 虐待の種類
概要(虐待の概要)
場所(発生地 県・市)
加害(加害者 被害者との関係 年齢)
被害(被害者 加害者との関係 年齢・性別
程度(被害の程度 生死 障害の程度)

※虐待の種類は以下の記号。
 B 折檻   S 心中   N ネグレクト   H 発作的殺人   T その他

年月日は発生の日、或いは提訴の日。

2006.11.1 N
 深夜0時飲酒運転で出合い頭の交通事故。シートベルト・チャイルドシートともになし
場所 愛知県北名古屋市
加害 母親の友人男(39)
被害 男児(4)女児(3) 同乗の母(30)も死亡
程度 死亡

2006.11.1 B 東京地裁へ提訴 事件は2004.11
 担任の男性教諭に倉庫に閉じ込められた心身障害児学級に通う自閉症の男児(10)がパニック状態になり、2階の窓から5メートル下の地面に落下、大けがを負った。
場所 東京都小金井市
加害 障学担任の男性教師(年令不明)
被害 小4男児(当時)
程度 重傷

2006.11.2 S
 生後4カ月の女児の首を絞め殺害。出産後、精神的に不安定となったため。  
場所 静岡県浜松市 
加害 実母(28)
被害 女児(4カ月)
程度 死亡

2006.11.6 S
 長男(5)、2男(3)を自分の車で福山市内の山中に連れ出し、それぞれ手で首を絞めて殺害。
場所 広島県福山市
加害 実母(34)
被害 長男(5)、2男(3)
程度 死亡

2006.8.2 B
 長男を壁に立てかけた布団に数十回投げつけ、急性硬膜下血腫の重傷を負わせた。
場所 埼玉県警朝霞市
加害 実父(22)
被害 長男(生後5カ月)
程度 重傷

2006.11.8 S
 乗用車内で練炭による計5人の心中(乗用車は埼玉県大宮ナンバー)
場所 山梨県河口湖町山中の林道
加害 不明30代の男女(関係は不明)
被害 10歳以下の女児3名
程度 全員死亡

2006.11.8 B
 自宅で抱いていた長男を左右に強く揺さぶるなどして暴行し大けがをさせた。
場所 神奈川県横須賀市
加害 実父(18)
被害 長男(5ヶ月)
程度 急性硬膜下血腫 鎖骨骨折 重体

2006.11.9 S
 無理心中を図り、長女を抱いて海に入り海中に長女を沈めて殺害。自分は死にきれず。
場所 愛知県知多市
加害 実母(32)
被害 女児(2才)
程度 死亡

2006.11.10 B
 同居女性の長男に暴行を繰り返したり、食事も十分に与えなかったりした。
場所 千葉県千葉市
加害 母の同居人男性(36)
被害 男児(6才)
程度 3週間の怪我と2か月で7キロの体重減少

2006.11.11 S
 11日午前8時半ごろ、三重県四日市市千歳町の四日市港第2埠頭の岸壁から乗用車が転落した。車は約3時間後に引き揚げられ、車内から女性と男児の遺体が見つかった。
場所 三重県四日市市
加害 母(39)
被害 男児(9才)
程度 死亡

2006.11.13 B
 10月23日秋田県大仙市で4才男児が母親とその交際相手に折檻の末殺害され、用水路に放置し殺害された。
 場所 秋田県大仙市
 加害 実母(31)実母の交際相手の男(43)
 被害 男児(4才)
 程度 死亡

2006.11.14 B
 同居する女性の長男(5つ)にたばこの火を押しつてやけどを負わせた。その他身体には、やけどのあとや古いあざがあった。
 場所 茨城県常陸大宮市
 加害 同居している実母(27)の交際相手(19才の少年)
 被害 長男(5つ)
 程度 傷害(少年は児相からの告発で逮捕)  

2006.11.24 S?
  半年前に離婚し生活保護を受けていた母親が、二人の息子の首を絞めて殺害。心中?

 場所 北海道札幌市
 加害 実母(33)
 被害 長男(7才・小2)、二男(4才・保育園)
 程度 死亡

2006.11.25 B
  母親(39)と内縁の夫が男子(14)に、脚立の上で長時間正座をさせたり、首輪をつけて柱に鎖で繋いだりなどの虐待を日常的に加えた。
 場所 大阪府能勢町
 加害 母親の内縁の夫(34)、実母(39)
 被害 中2男(14)
 程度 両足に約2週間のけがと数ヶ月で5キロの体重減少

2006.11.27 B
  母親(39)と同居中の男が女性の長女(11)に約7時間にわたり殴るけるの暴行を加えた。
 場所 大阪市平野区
 加害 母親と同居中の男(23)
 被害 小5女(14)
 程度 顔と頭に1ヶ月の打撲

2006.11.27 B
 内縁の妻の連れ子の頭をまな板で殴ったり、ペンのようなものでひっかいたりして、それぞれを負わせる等の虐待した。
 自宅軒下にベニヤで囲った小屋を作り、そこに男児を住まわせていた。男児の体には複数のあざがあり、日常的に虐待行為を繰り返していた模様。
 場所 三重県熊野市
 加害 母親の内縁の夫(45)
 被害 内縁の妻の長男(9・小3)
 程度 2週間のけが

2006.11.25 B
 実母の内縁の夫が長女(5つ)の頭などを殴り、硬膜下血腫で一時意識不明の重体にさせた。

 場所 兵庫県たつの市
 加害 母親の内縁の夫(33)
 被害 長女(5)
 程度 硬膜下血腫で一時意識不明の重体だったが、手術後に意識を回復。

集計すると

虐待死
心中 6件 10人
折檻 1件  1人
ネグレクト 1件 2人
  (飲酒運転による交通事故だが、飲酒の上深夜零時幼児を同乗させての事故なのでネグレクトと類別した)

幸いにも、死にまでは至らなかったもの
折檻 8件 8人

 これで明らかになったのは「子育てに一人悩む母親」の姿と、「家庭」とは呼ぶには躊躇しそうな崩壊家庭に生きている子ども達の姿だ。
 つい先日も、生後数十日の赤子を投げつけて殺した父親の報道があった。

 児童虐待は重大な人権侵害であり犯罪だ。子どもの人権を奪い、心身に大きなダメージを与え、時には命も奪う。

 だから、厳罰に処すべきなのは当然。

しかし、それだけでは到底解決しそうにない。
子育てに絶望した母親は、これからも、親子心中の道を選択するだろうし、カッとなった若い父親は、発作的に乳児を壁に投げつけるだろう。

 何らかの実効ある子育て支援策は、無いのだろうか。

子育てストレスの軽減。
子育て悩み相談。
養育支援。
金銭的な公的支援。

これらの対策を、自治体単位で競い合うような時代は来ないのだろうか。
 来春の統一地方選挙で、そのようなことが争点の一つになると良いなあと思う。

 子どもは親を選べない。家庭を選べない。たまたまその家庭に生まれたばかりに、生後数十日で実父に投げつけられて死ぬなんて、余りにも不条理だ。

 この子の余りにも短すぎた一生は一体何だったのだろうか。

 児相が悪い、警察が悪いと指摘も大切なのだが・・・。
 私たちがもっとできること、すべきことは、ないのだろうか。

 今こうしている間も、何処かの家庭で子どもが折檻され、母親が子どもの首を絞め、乳児が壁に何度も投げつけられ、暖房もなく冷たく暗い部屋で、子ども達だけで留守番をし、寒さの余り100円ライターで新聞紙を燃やしているかも知れない。

 それらの子達を助ける方策はないのだろうか。

 「児童虐待」は「老人虐待」にも繋がる。いつも悲しい思いをするのは社会的に弱い人々なのだ。

 今、あなたの耳に、遠くから子どもの泣き叫ぶ声が、微かに聞こえてこないだろうか。
[PR]

by taketombow | 2006-12-09 22:53 | ニースに接して  

三峰山(みうねやま)

 奈良・三重県境にある樹氷で有名な三峰山(みうねやま)へ行ってきた。
もちろん、樹氷の季節にはまだ早い。

無雪期の山の様子を掴んでおくためだ。

友人の車で名古屋を6時に出発。東名阪・名阪国道をひたすら走り、上野ICで降りて国道367号をひたすら南下する。名張市を過ぎ369号へ分岐したら、登山口となる御杖青少年旅行村はすぐだった。御杖村に入ってから道路は急に狭くなる。対向車が大きな車だと広いところで早めに待っていた方がすれ違いはスムーズに行く。

 空模様は余り良くないが何とか持ちそうなので、旅行村の手前に車を停めて出発。往きは不動の滝コースから三峰峠を経て山頂へ、帰りは八丁平から登尾コースで登山口まで。
 往復で数時間の軽いコース。岩場、ガレ場等の難所もない。よく整備されていて道も迷いにくい。

不動の滝
d0054692_21364055.jpg



山頂から奈良県方面を望む
d0054692_2137425.jpg

樹氷の季節はこのようになる
d0054692_21461835.jpg



八丁平(冬期は見事な樹氷に覆われる)
d0054692_21465226.jpg


年が明けて、樹氷の季節になったら、友と再び訪れるつもりだ。


帰路に立ち寄った道の駅で珍しい大きな豆を見つけたので買った。ナタマメと言うのだそうだ。皿からはみ出そうな豆だ。
d0054692_2243291.jpg


これだけで、150円だった。調理法は、勿論知らない。
さやは固くて大きい。包丁で傷をつけさやをを剥いたら、インゲン豆程度の大きさの豆が、全部で20粒だけ入っていた。カミさんが作った煮物に混ぜて食べてみた。食感はやや固ゆでの大豆といった感じだ。

 特に、不味くはないが・・・・。
[PR]

by taketombow | 2006-12-03 08:27 | 私の山歩き