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色素増感型太陽電池

  「東京理科大の川村さんとその学生達が講師としてやってくる」
とお聞きしたので、昨日行われた私的な研修会に参加した。
 会場は名古屋市昭和区にある名古屋工業大学。
 鶴舞公園という大きな都市公園に隣接しているのだが、とにかく暑い。
 本業の仕事を済ませてから出かけたので、昼食の時間も過ぎていて、夏休みの大学は食堂も閉まっており、冷たいコーヒー一杯すら飲む場所がない。

 今回のテーマは「色素増感型」太陽電池の製作だ。
 「色素増感型」太陽電池の教材化は、十数年前、川村さんの京都教育大学附属高校教諭時代から始まり、信大助教授時代を経て現在まで、彼が継続して取り組んできたテーマの一つだ。
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 小さなセルを幾つか組み合わせることにより所定の電力を得る。上の画像は電子ブザーを鳴らしているところ。

 この太陽電池の特色は、コストが安い、製作が簡単ということだ。
 材料は 二酸化チタン(白い顔料の原料となるもの、工業的に大量に造られている)
     導電性ガラス(ガラス表面に導電性コーティングをしたもの)
     ヨウ素液(うがい用のもので十分)
     植物色素(その辺りに咲いている色鮮やかな花の汁)
 身近な材料を使って、小学生でも容易にできるという優れものだ。
1 導電性ガラスに酸化チタンを均質に薄く塗って加熱し焼き付ける。
2 もう一枚の伝導性ガラスに6Bの鉛筆を濃く塗り黒鉛の被膜を造る。
3 2を植物色素の溶液に浸し染色する。
4 良く乾燥した3と冷却した1との間にヨウ素液を数滴滴下し、長辺を金属製クリップで挟み二枚を密着させる。

 できたのが、これだ。
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 短辺に電気の取り出し口となる伝導線を付けて出来上がり。セルを3つ直列に繋げば、電子ブザーを鳴らすことができ、12個程度繋げば太陽電池用の模型自動車を動かすことができる。

「安価で製作が簡単」「薄型(フィルム)化が容易」

 こんな夢のような太陽電池なのに、なぜ実用化されていないのだろうか。

 表向きの理由は二つ
1 植物性色素や電解液としてヨウ素液を使うため、変質・乾燥し易く、製品寿命が短い。
2 起電力が小さい(発電効率が低い)
ということだ。

 しかし、本当のところは別にあるらしい。
 この基本特許が来年で切れるのだそうだ。このような安価な太陽電池を造るのに、莫大な特許料を払うことはない。特許の権利が切れるまでまとう。ということだ。
 各企業は既に研究室段階では上の二つはクリアしているようだ。来年の特許切れと同時に、色素増感型太陽電池の製品が一斉に市場に出回るだろう。
 自動車の窓ガラスを全て太陽電池にして、駐車中の換気、カーナビゲーションのデータ更新、メールの受信、バッテリーの補充電等が行われる様になる日は意外に近いかも知れない。

 「色素増感型太陽電池」の製作法に興味のある向きは、検索エンジンで調べるか、サイエンスEネットのWEBが参考になるかも知れない。また、京都市の(株)リテンでは、製作キットも扱っている。手っ取り早く作りたい向きにはこれも良い。

 花の色素といってもその中の「アントシアンニン」という成分が関係するのだが、色々花の種類を変えてみると、花の種類、花色によって発電効率が大きく変わる。

この太陽電池が実用化され、各家庭に取り付けられて、
 「今日はハイビスカスの花で発電します!」「私はアサガオにするわ!」「いやいや、やはり赤カブだね」「巨峰が良いかもよ!」

 なんという会話が聞こえたら面白いなあ。
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by taketombow | 2007-08-28 11:01 | 雑感  

朝日新聞の報道に注目しよう

Excite エキサイト : 社会ニュース
男3人を死体遺棄容疑で逮捕 名古屋の女性拉致殺害事件
どまつりの影で……。
[犯罪サイト殺人]訳のわからぬ凶行(追記あり) 

また痛ましい事件が起きた。謹んで被害者のご冥福をお祈りしたい。

この報道では、以後二つの点に注目したい。

1 犯人の一人朝日新聞勧誘員の職業を朝日はどう扱うか。

 1年前に飲酒死亡事故を起こした福岡市の職員は、「福岡市職員」懲戒免職になった後は「元福岡市職員」、朝鮮総連事件の公安調査庁長官は「元公安調査庁長官」、この法則で行けば今は「朝日新聞勧誘員」で、もうすぐ「元朝日新聞勧誘員」となる筈だが・・・・・。
 さすがは大新聞、自分に都合の悪いことを書くわけがない。誤報、名誉毀損等が有った場合の対処を含めて、この新聞の報道姿勢を確かめる好機だ。

2 被害者を批判し更に死者にむち打つ報道が出ないか。

  拉致の被害にあった場所は、名古屋東部の住宅街である。時間も午後10時頃と聞いている。特に、遅いわけでもも人通りが極端に少ない危ない道を歩いていたわけではない。
 しかし、このような事件の度に、あたかも被害者にも落ち度があったかのような報道が為される。興味本位で被害者のプライバシーを暴き、これ以上死者にむち打ってはならない。

 最も悪いのは犯人である。そのことを忘れてはならない。
 そして、治安を守り市民の安全を担保すべきは警察なのだ。
 批判するのなら、犯人を批判すべきだ。次に、私たち市民の安全を守れなかった警察を批判すべきなのだ。私たちは護身用に拳銃を持つことは許されていない。その代わりに警察が街の治安を守ることになっている筈だ。
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by taketombow | 2007-08-26 20:36 | ニースに接して  

福岡「殺人教師」事件その後

 以前のエントリー
”でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相”
 でも触れた、モンスターペアレントによる冤罪事件だが、 当然のこととして訂正の記事は出ないし、その続報も全国には流れない。
 「踊る新聞屋-。」さん(ある新聞社の記者だとのこと)が彼の個人BLOGでこの本を紹介するエントリーに作者の 福田ますみ さん が コメントを寄せているので引用する。

拙著「でっちあげ 福岡殺人教師事件の真相」を読まれた上に、このように紹介していただき、まことにありがとうございます。教諭寄りになりすぎているなど、批判もあろうかと思いますが、著者の意を汲んでいただき感謝しております。
さて、耳寄りな情報をひとつ。原告側親子は、3月5日付で教諭への控訴を取り下げました。しかし、福岡市との控訴審は続行する構えです。詳しくは、「公式サイト新潮社」の下段、更新情報の「でっちあげ事件、その後」を参照ください。原告側のやり方は何とも姑息です。
今後とも、この事件に関心を寄せていただければ嬉しいです。


 マスコミは勿論のこと、学校の管理職や教育委員会、挙げ句の果ては550人の弁護士(福岡県弁護士会所属弁護士の3分の1)までもが、この冤罪事件に荷担してしまったという点が凄い。

 新潮社の”更新情報の「でっちあげ事件、その後」”はここ

8月26日に入手した本
街場の中国論 内田 樹・著 ミシマ社・刊 1,600+TAX円
民営化で誰が得をするのか -国際比較で考える 石井陽一・著 平凡社・刊 700+TAX円
友だちに「死にたい」といわれたと、きみにできること -大切な人の自殺を食い止める方法 リチャード・E・ネルソン、ジュディス・C・ガラス・著 浦谷計子・訳 ゴマブックス・刊 1,200+TAX円
職場のいじめとパワハラ防止のヒント 涌井美和子・著 経営書院・刊 1,400+TAX円
子どもに聞くいじめ -フリースクールからの発信 奥地圭子・著 東京シューレ出版・刊 1,500+TAX円
降水確率50%は五分五分か -天気予報を正しく理解するために 村山貢司・著 化学同人・刊 1,600+TAX円
唄いつぐ -親から子へ 日本子守唄協会・編 産経新聞社・刊 2,381+TAX円
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by taketombow | 2007-08-24 22:07 | ニースに接して  

馬鹿尾根を歩いて太った!何故だ?

 私のベスト体重は57キロ前後だ。
この体重に関して、何故か解せぬ事がある。

 今回の山行で、北沢峠からの登山バスを降りた後、仙流荘で温泉に入り4日間の汗を流した。時間の制約がないので、頭を何回か洗い、4日分のひげも剃り、浴槽にのんびりと浸かり、至福の時を過ごした。

 その後、スッポンポンのままデジタル体重計に乗ったら、その表示は57.6KGだったのだ。

 あれっ?山に入って体重が増えていたのだ。浴室内にも脱衣所にも自動販売機はおろか、冷水器もない。だから、入浴してから水は一滴も飲んでいない。また、いつもは山で便秘気味になるのだが、極力水を飲むように心がけたので、毎日快便で便秘ということもない。

 いくら我が家が貧しくて粗食でも、南アルプスの山小屋の食事よりは美味しいし、量もある。

 それらを食べ下界でのんべんだらりとした生活を送っているよりも、南アルプスの稜線で1日8時間近く歩き、山小屋の食事とオートミールの生活の方が体重が増えるなんて信じられるだろうか。

 今、先日受けた人間ドックでの体重を確認したら56.9KGとなっている。

 山の4日間で何と0.7KG太ったことになる。

 こんなことって、あるのだろうか?
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by taketombow | 2007-08-22 20:18 | 私の山歩き  

大臣は単なる飾りなのか?

これは相当大きな問題だと思うのだが、あまり大きな扱いにはなっていない。小池大臣と守屋次官との「内輪げんか」程度に取り扱い、面白おかしく扱っているだけだ。しかし、相当に深刻な問題を含んでいる。
 つまり、官僚組織は「トップが人事権を行使できない」ということだ。こんなことで、大臣は仕事ができるのだろうか。人事権の無い大臣の下だったら、官僚が大臣の指示を無視して好き勝手なことをしていても何ら怖くない。大臣は完全に嘗められている。

 このような状況ならば、社会保険庁の問題も理解できる。長官が何を言っても部下は動かなかったのだ。

 それとも、今までの大臣があまりにもお粗末だったので、官僚組織をその弊害から守るためにできた制度なのだろうか。

 次官人事は小池大臣の案に沿って収拾すべきだったと思う。大臣の指示が不合理なら、大臣をすげ替えるべきだ。指示に従わない部下をもってどんな仕事ができるというのだろうか。
 しかも、それが防衛省でのことなのだ。

防衛大臣「敵が攻めてきた。撃ちなさい!」
防衛次官「いえ。大臣。私は反対です!指示する前に私に何の相談もありませんでしたから。私は指示に従いません。官邸の指示に従います。」

 こんな状態で、国を守れるのだろうか。

Excite エキサイト : 政治ニュース

<防衛次官>生え抜き増田氏昇格 防衛相が「西川氏」案断念 [ 08月17日 21時48分 ]
 政府は17日、正副官房長官による「閣議人事検討会議」を開き、混乱が続いていた防衛省の事務次官人事について、9月1日付で守屋武昌次官(62)を退任させ、後任に同省生え抜きの増田好平人事教育局長(56)を充てることを決めた。小池百合子防衛相は警察庁出身の西川徹矢官房長(60)を後任とする考えだったが、安倍晋三首相は17日中の決着を小池氏に指示、人事に反発していた守屋氏を退任させるかわりに西川氏起用を断念することで収拾した。28日の閣議で正式に決定する。


8月18日に入手した本
危機管理と広報 ―クライシスメコミニケーション100のポイント 五十嵐寛・著 東洋経済新報社・刊  2,400+TAX円
解決!いじめ撃退マニュアル ホセ・ボルトン,スタン・グリーブ・著 楡井浩一・訳 徳間書店・刊  1,400+TAX円
超臨界 ―暴発4秒前:ハイテク社会への警鐘 網渕輝幸・著 工学社・刊  1,800+TAX円
「愛されたい」を拒絶される子どもたち ―虐待ケアへの挑戦 椎名篤子・著 大和書房・刊  1,700+TAX円
予防接種ノート 牛島廣治、渡辺博・著 診断と治療社・刊 4,500+TAX円
巨大地震の日 -命を守るための本当のこと 高嶋哲夫・著 集英社・刊 680+TAX円
水の名前 内山りゅう・著 平凡社・刊 2,500+TAX円
昆虫擬態の観察日記 -虫たちが魅せる色と形のヘンな世界 海野和男・著 技術評論社・刊 1,680+TAX円
働きすぎる若者たち -「自分探し」の果てに 阿部真大・著 NHK出版・刊 700+TAX円
女ことばはどこへ消えたか? 小林千草・著 光文社・刊 850+TAX円
新帝都物語 維新国生み編 荒俣宏・著 角川書店・刊 2,400+TAX円
土の褥に眠る者 (ヴェヌスの秘録 (3)) タニス・リー・著 柿沼 瑛子・訳 産業編集センター・刊 1,300円TAX円
明治38年竹島編入小史 金柄烈・著 韓誠・訳 インター出版・刊 2,000+TAX円
昭和おもちゃ箱 阿久悠・著 産経新聞社・刊 1,524+TAX円
中耳炎がわかる本 鈴木光也・著 法研・刊 1,500+TAX円
世界の日本人ジョーク集 早坂隆・著 中央公論新社・刊 760+TAX円
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by Taketombow | 2007-08-21 00:32 | ニースに接して  

結局、歩き通してしまった。

 8月14日へと日付が変わった後、家を出た。中央道をゆっくり走り、仙流荘の登山者用駐車場へ午前3時過ぎ着いた。直ぐに寝ようとしたのだがたまたま点けた深夜のラジオが加藤和彦の特集をやっており、つい聴き入ってしまったため、寝不足。
 うとうととしただけのまま、北沢峠行きの登山バス始発に乗車した。

 今日は、仙丈小屋までの尾根道を辿る。馬鹿(仙塩)尾根縦走の始まりだ。

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これが南アルプス北部の概念図。
(サイト「山の交差点」より拝借したもの。現在使用許可申請中)

天気は極めて安定し、抜けるような青空だ。寝不足の身体に、尾根道の急登は堪える。でも、それ以上に眼前に拡がる光景が見事だ。

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大滝ノ頭付近から見た北岳。北岳の右に富士山が見える。
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こちらは、甲斐駒ヶ岳。
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同所からの鳳凰三山。地蔵岳のオベリスクがはっきり見える。手前はアサヨ峰
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小仙丈岳の山頂。仙丈、小仙丈は日帰り圏内なので、人が多い。

第一日目は、「馬の背ヒュッテ」の予定を変更し仙丈小屋へ泊まった。小屋から100メートルほど下の水場は殆ど枯れかかっていて、ちょろちょろとした出てない。しかし、手に沁みるほど冷たい。夜も好天。満天の星。伊那の市街地の灯りが彼方に見えた。


第2日。午前6時出発。30分足らずで仙丈岳頂上へ着く。
さあ、いよいよ今日は馬鹿尾根(仙塩尾根)へ足を踏み入れる日だ。
仙丈岳頂上からは、本州中央部の主要な山の全てが見えた。
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真ん中に見えるのが八ヶ岳。主峰の赤岳が一際高く聳え目立つ。
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稜線上の「高望池」は連日の好天で干上がっていた。しかし、約50メートルほど下った水場では、冷たくおいしい水が湧いていた。
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「野呂川越」 今日の縦走はここで終わりだ。今日の宿「両俣小屋」へと30分ほど急峻な道を下っていく。それにしても、重要なポイントなのになんてあっけない道標だろうか。
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第3日 両俣小屋午前5時出発。予定を変更して、馬鹿尾根(仙塩尾根)を歩き切ってしまうことにする。理由は簡単。天候が安定していることと、大仙丈のガレ場の存在だ。大仙丈からはガレ場の急な下りが長く続いていた。これは予想以上だった。往路を引き返すとなると、そこを再び登り返すことになる。疲れ切った身体で、ガレ場の急登を再び歩きたくない。
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シラビソの原生林が延々と続く。野呂川越以降出合った登山者は二人だけだった。それと、熊ノ平小屋の負荷が4人。彼らは、両俣小屋を経由して林道から荷を運ぶ。

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谷を隔てて中白根が見える。昼過ぎにはあの山頂に立っているはずだ。
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振り返ると仙丈岳が遙か彼方に見える。あの山からの稜線を歩いてきたのだ。
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北岳。ここからは中白根より低く見える。
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塩見岳への分岐点三峯岳が近くなって来た頃、登山道は森林限界を抜け視界は一気に広がる。
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仙丈岳は雲に隠れつつある。歩いてきた登山道が遙かに続く。
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北岳塩見岳への縦走路との分岐点、三峯岳の山頂直下。
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中白根の稜線がすぐそこまで迫ってくる。
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もうすぐ中白根岳
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仙丈岳まで延々と続く馬鹿尾根(仙塩尾根)。一度歩いてみたかっただけだ。体力次第だが、再びここを歩くことは無いかもしれない。
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間の岳と三峰岳を結ぶ稜線で雷鳥の親子を見かけた。
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農鳥岳も直ぐそこに見える。

3日目は北岳山荘。施設は良いのだけど・・・。臭い。

4日目の朝。午前4時起床。下山するだけなので、そんなに早く起きる必要はないのだが、午前3時頃から周囲がゴソゴソし始めてとても寝ていられない。極め付けは、隣の部屋から聞こえてきた電気カミソリの音。”今の若者は!!”と言うけれど、今のおじさん達も相当に変だ!
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北岳山荘の夜明け。テント場から山頂へと人は向かう。背後に黒く見えるのが北岳山頂だ。
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富士山がシルエットで浮かび上がる。

 今回の北岳はあくまでも「おまけ」で「来ただけ」だ。山頂をトラバースして、「八本歯のコル」経由で広河原へ降りた。後は登山バスで北沢峠、仙流荘へと戻る。

撮影は全てDoCoMoの携帯SH902iだ。便利だが撮影時以外はこまめに電源を切っているのだが、流石に4日間は電池が持たない。そろそろデジカメの購入を考える潮時かな。

似たような時期に
kimukimuさんは表銀座を歩いていた。
燕・大天井・槍ヶ岳縦走
junkjewelさんは北岳を歩いていた。
Yam!Yam!登山 -キター!北岳Part2 流星群に願いを・・・ 8/12.13
ういうい さん は 燕か?
2007 夏 縦走
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by taketombow | 2007-08-19 00:31 | 私の山歩き  

いよいよ、馬鹿尾根へ。

 あと数時間で、馬鹿尾根へ出発する。
本当は、11日に出発の予定だったが、3日遅れ週末の2日間を無駄にしてしまった。
7日から9日まで2泊3日泊まり掛けの仕事が、予想外に身体に応えた。自分としてはさほど身体も使わず、楽をさせて貰った気がしていたが、結構疲れていたようだ。私は、気を遣うより、身体を動かす方が性に合っているようだ。

 たとえ好きな山歩きといえども、たかが遊びだ。無理をしてまで行くことはない。身体の回復と、気力の漲るのを待っていた。昨夜辺りから意欲が湧き始め、荷物のパッキングを始めた。

 3日遅れたので、2日の予備日を使っても、馬鹿尾根完全踏破するには日数が足りない。結局、今回は仙丈岳から野呂川越えまでの部分踏破にする。両俣小屋までの往復だ。残りの部分は北岳と組み合わせれば、行く機会はまだあるだろう。

 殆ど人と会わないようなので、GPSは欠かせないし、熊の目撃談が頻発しているので、熊避けの鈴と、トランジスタラジオは必携だ。また、稜線上は水場が無いので、2リットル入りのPlatypusも用意した。予備の食料は3食分、飴やおかずも含めると最大2日程度はある。

 自動車は使いたくなかったが、公共交通機関だと余りにも、時間ロスが多い。仙流荘からの最終にしか乗れない。仕方なく、車で行き仙流荘の駐車場で仮眠する予定だ。明日は仙丈カールの端で夜明けを迎える。

 携帯はFOMAは全く届かないので、途中での使用と山上でのカメラ代わりに持っていく。そして、殆ど引退状態のMOVAも連絡用に持参する。電波が良ければ、撮った画像をアップできるかも知れない。

山行予定
  北沢峠 馬の背ヒュッテ 仙丈岳 馬鹿尾根 両俣小屋 の往復
  宿泊 馬の背ヒュッテ(第一日、第3日) 両俣小屋(第2日)
  天候等全て順調にいけば、17日の夕刻に帰宅できる。天候が怪しい場合は、仙丈岳で引き返す予定。

  あっそうだ。カミソリと石けんを入れるのを忘れてた。
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by taketombow | 2007-08-13 22:32 | 私の山歩き  

愛知川 2007夏

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天狗滝。滝の上部のグループは丁度登り終えたたところ。まさに、シャワークライミングだ。水しぶきを全身に浴びながらの登攀は心地良いことこの上ない。

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同じく天狗滝。

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河原の石は殆どが花崗岩。乾燥すると白くなり。河原を明るくする。
 

 またまた、沢登りの季節がやってきた。

 私の沢登りは専ら愛知川(※1)だ。
 ※1 えちがわ 鈴鹿山脈の最深部、滋賀県側を南から北へ流れて琵琶湖に注ぐ川。三重、滋賀どちらの県からも徒歩で山を越さなねば辿り着けないため、随所に豊かな自然が残っているのがいい。

 今年は、今日行って数時間前に戻ってきたところだ。水量は昨年より多いが、水温もそれなりにひんやりとし快適だった。
 約2時間かけて白滝谷出合からヒロ沢出合いまでを祖そこ遡行した。例年、高巻きで逃げていたところも、今年は胸辺りまで水に浸かりながら楽しむことができた。
 山行前に山道具点へ行く機会を作れず、新しい草鞋を買うことができなかった。仕方なく、昨年買った持ち越しの草鞋(勿論新品ではあるが)を使った。草鞋の材料は所詮藁だ。古いものと新しいものとでは、強度が全く違う。とくに乾燥しすぎたものは、直ぐ切れる。新聞紙に包み、そのままポリ袋に入れて保存したのだが、心配だ。使用前に沢の水でしっかりと濡らす。それを地下足袋の上から履き、しっかりと結ぶ。歩を止める度に足元を見たが、何とか切れずに持ちこたえた。しかし、藁紐が交差する部分ではすり切れて相当に細くなっていた。

 帰りは勿論、朝明の天然温泉「三休」のお湯で汗を流してきた。

 開発の波は、こんなところへも押し寄せてきている。滋賀県はここにダムの建設を計画している。
 ダムが建設されると、この辺りは水没し、貴重な自然は消失してしまう。このような美しい愛知川の核心部を、貯水池にしてしまう計画が水面下で進んでいる。

皆さんはどうお思いだろうか。

 先回の一審の判決では一応建設阻止派が勝訴した。しかし、このような裁判のほとんどは上級審でひっくり返り、時の行政の施策を後押しする。

 滋賀県が計画を撤回しない限り、「愛知川水没」の危機はいつまでも続く。
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by taketombow | 2007-08-05 19:57 | 私の山歩き  

お山の杉の子

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私の手元に一冊の小さな歌集がある。
B6判 188ページ 表紙にはただ「歌集」とだけある。
昭和43年の12月に 日本山岳会東海支部と愛知県大学山岳連盟とが協力して編集発行したものだ。先日急逝した友人(「同級生の訃報」参照)から大学時代に頒けてもらったたものだ。価格は250円。

その中に「お山の杉の子」の歌がある。歌詞は6番まであるが、最後まで聞いたことはあまりないだろう。

作詞:吉田 テフ子 作曲:佐々木 すぐる
一、
むかしむかし そのむかし
椎の木林の すぐそばに
小さなお山が あったとさ あったとさ
丸々坊主の 禿山は
いつでもみんなの 笑いもの
これこれ杉の子 起きなさい
お日さまニコニコ 声かけた 声かけた
二、
一ィ二ゥ三ィ四ォ 五ィ六ゥ七ァ
八日九日 十日たち
ニョッキリ芽が出る 山の上 山の上
小さな杉の子 顔出して
はいはいお日さま 今日は
これを眺めた 椎の木は
アッハハのアッハハと 大笑い 大笑い

三、
こんなちび助 何になる
びっくり仰天 杉の子は
おもわずお首を ひっこめた ひっこめた
ひっこめながらも 考えた
なんの負けるか今に見ろ
大きくなったら 皆のため
お役に立って みせまする みせまする

四、
ラジオ体操 ほがらかに
子どもは元気で 伸びてゆく
昔々の 禿山は 禿山は
今では立派な 杉山だ
誉れの家の 子のように
強く 大きく 逞ましく
椎の木見おろす 大杉だ 大杉だ

五、
大きな杉は 何になる
お船の帆柱 はしご段
とんとん大工さん たてる家 たてる家
本箱 お机 下駄 足駄
おいしいお弁当 食べる箸
鉛筆 筆入れ そのほかに
楽しや まだまだ 役に立つ 役に立つ

六、
さあさ 負けるな 杉の木に
すくすく伸びよう 皆伸びよう
スポーツ忘れず 頑張って 頑張って
すべてに立派な 人となり
正しい生活 ひとすじに
明るい楽しい このお国
わが日本を つくりましょう つくりましょう

今の感覚では、歌詞に相当な違和感を感じる人が少なくないと思う。しかし、これでも戦後改作されたものだ。

もとはこのようだった。
戦意高揚のための軍国歌謡だったのである。敗戦色濃い昭和19年、「少国民歌の懸賞募集」の第1位入賞歌であったそうだ。

作詞:吉田 テフ子 補作詞:サトウ ハチロー  作曲:佐々木 すぐる
一、
むかしむかし そのむかし
椎の木林の すぐそばに
小さなお山が あったとさ あったとさ
丸々坊主の 禿山は
いつでもみんなの 笑いもの
これこれ杉の子 起きなさい
お日さまニコニコ 声かけた 声かけた
二、
一ィ二ゥ三ィ四ォ 五ィ六ゥ七ァ
八日九日 十日たち
ニョッキリ芽が出る 山の上 山の上
小さな杉の子 顔出して
はいはいお日さま 今日は
これを眺めた 椎の木は
アッハハのアッハハと 大笑い 大笑い

三、
こんなちび助 何になる
びっくり仰天 杉の子は
おもわずお首を ひっこめた ひっこめた
ひっこめながらも 考えた
なんの負けるか今に見ろ
大きくなって 国のため
お役に立って みせまする みせまする

四、
ラジオ体操一二三
子どもは元気で 伸びてゆく
昔々の 禿山は 禿山は
今では立派な 杉山だ
誉れの家の 子のように
強く 大きく 逞ましく
椎の木見おろす 大杉だ 大杉だ

五、
大きな杉は 何になる
兵隊さんを 運ぶ船
傷痍の勇士の 寝るお家 寝るお家

本箱 お机 下駄 足駄
おいしいお弁当 食べる箸
鉛筆 筆入れ そのほかに
嬉しや まだまだ 役に立つ 役に立つ

六、
さあさ 負けるな 杉の木に
勇士の遺児なら なお強い
体を鍛え 頑張って 頑張って
今に立派な 兵隊さん
忠義孝行 ひとすじに
お日さま出る国 神の国
この日本を 守りましょう 守りましょう



8月4日に入手した本
トゥレット症候群の子どもの理解とケア ―教師と親のためのガイド
アンバー・キャロル, メアリー・ロバートソン・著 高木 道人・訳 明石書店・刊  1,680+TAX円

通常学級での個別支援ステップ ―特別支援教育をさらに一歩進めるために  加藤 豊弘・著 東京書籍・刊 1,575+TAX円
「先生ってなにする人?」学力とやさしさが育ったW学級の6年間 守屋慶子、高橋通子・著 金子書房・刊 2,800+TAX円
いじめられっ子ノラ 宗田理・著 PHP研究所・刊 1,400+TAX円
ヒトはなぜヒトをいじめるのか いじめの起源と芽生え 正高信男・著 講談社・刊 780+TAX円
これから食えなくなる魚 小松正之・著 幻冬舎・刊 740+TAX円
感染症ワールド -免疫力・健康・環境- 町田和彦・著 早稲田大学出版会・刊 2,000+TAX円
ワーク・フェア 雇用劣化・階層社会からの脱却 山田久・著 東洋経済新報社・刊 1,800+TAX円
スカイブレイカー ケネス・オッペル・著 原田勝・訳 小学館・刊 1,900+TAX円お火役凶状 祇園社神灯事件簿 四 澤田ふじ子・著 中央公論新社・刊 1,600+TAX円夕鶴恋歌 澤田ふじ子・著 光文社・刊 514+TAX円
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by taketombow | 2007-08-04 11:01 | 雑感