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ブログ通信簿

ネットで見つけたので、早速やってみた。

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マメ度が低いのは納得できる。
だが、性別年齢が不本意だ。そうか、女子中学生の戯れ言程度の内容か。

ここも妙に納得してしまったりして。

でも、この判定プログラムはどのようなアルゴリズムを使っているのだろうか。

主張度は、エントリーの文章を解析し「・・・だ」「・・だと思う」「・・・だと思います」等の語尾を抽出し、カウントしているのだろうか。マメ度はRSSを分析すれば容易だし、影響度は、コメントやトラックバック数をカウントしているだろう。
 お気楽度はさっぱり推測できない。

取り敢えず、話の種程度にはなるな。

試してみるのなら、ここから。

「ブログ通信簿」http://blogreport.labs.goo.ne.jp/tushinbo.rb
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by taketombow | 2008-07-31 20:40 | 雑感  

ADHDと愛着障害

 今、愛着障害(反応性愛着障害)に注目している。

もともと、愛着障害は、手酷い児童虐待、遺棄などで実親から養育を拒否され実親との間で「愛着」を形成できなかった子どもが、里親、養護施設職員など愛着形成者による育て直しの過程で、顕在化し愛着形成者を困惑・混乱させることで注目されるようになった、「人間関係の障碍い」だという。

それが、施設の児童でも、里子に出された児童でもなく、一見して普通の家庭の児童にも現れてきているように感じるのだ。

今、非行少年・ADHD・アスペルガーの可能性が推測されている児童生徒のかなりの部分がこの愛着障害または愛着障害との複合障碍ではないかと見ている。

 最近のニュースに登場する悲惨且つ残虐な事件の加害者たちの言動には、この愛着障害の特徴が見られるような気がしてならない。

実の親に養育されながら、なぜ愛着の形成ができないのか。

 そこには、子育てよりも現在の自分たちの楽しみを優先させる未熟で刹那的な親たちの生活姿勢、薬物依存、DV、被虐待経験、貧困、重度な情緒・精神障害等の問題が横たわっている場合が少なくない。


子どもたちを救うためには、先ずその親を救わなければならない。しかし、現実は「自己責任!」「甘えるな!」「財政再建!」のかけ声の下に、正反対の方向へ動いているのだ。

かといって、そこまで学校が担うには荷は余りにも重すぎる。


 私たち一般人が読んでも分かる愛着障害に関する書物は余りないが、私が読んで参考になった本を以下に幾つか挙げる。

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・児童相談所や養護施設で愛着を再形成するための方法論
愛着障害と修復的愛着療法―児童虐待への対応 テリー・M.リヴィー/マイケル・オーランズ・著 ATH研究会/藤岡 孝志・訳 ミネルヴァ書房・刊 6,400+TAX円



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・これも治療方法についてのべている
心的外傷を受けた子どもの治療―愛着を巡って ビヴァリー・ジェームズ・編/著
三輪田明美/ 高畠克子/加藤節子・訳  誠信書房・刊 4,000+TAX円



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・精神分析的治療法について述べたもの
被虐待児の精神分析的心理療法―タビストック・クリニックのアプローチ メアリー・ボストン/ロレーヌ・スザー・編/著 平井正三/鵜飼奈津子/西村富士子・監/訳 金剛出版・刊 3,400+TAX円



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・唯一一般人が読んでも何とか分かる入門書
子を愛せない母 母を拒否する子 ヘネシー澄子・著 学習研究社・刊 1,500+TAX円



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・「ペンギンハウス」等の養護施設の職員が泊まり込み、疑似家庭の中で育て、愛着を形成していく過程を追ったドキュメント
「愛されたい」を拒絶される子どもたち―虐待ケアへの挑戦 椎名篤子・著 大和書房・刊  1,700+TAX円



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・障がいが虐待の引き金となりそれが更に障がいの原因となるという悲しい現実
子ども虐待という第四の発達障害 (学研のヒューマンケアブックス)  杉山登志郎・著 学習研究社・刊 1,700+TAX円



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・内面を傷つけられた人は、極端な場合、犯罪や殺人など他者を傷つける行為や、自殺や薬物中毒など自滅的な行為に走り、あるいはノイローゼや心身症に陥る。これらの行動は、幼児期に受けた迫害の無意識の再現なのだ。
魂の殺人―親は子どもに何をしたか A・ミラー・著 山下公子・訳 新曜社・刊 2,800+TAX円



昔、「母原病」という言葉が流行った。子どもたちの呈する諸症状は、母親の育て方に問題があるとする名古屋市の小児科医久徳氏が著書の中で用いた言葉だ。子育てに最も多くの労力を費やす母親に、子どもの病気の責任まで押しつけるようで、私は嫌いな言葉だった。
 しかし、乳児期までの子育ての問題という観点からすれば、今なら一部は頷ける様な気もする。もっとも、「母原病」でなくても「父原病」て言っても良い場合もあると思うが。

以下に、反応性愛着障がい、注意欠陥多動障がい、双極性障がいを比較した表を貼り付ける。
愛着障害と他の障がいとを見分ける参考になるかもしれない。このブログでは表は表示できないので画像に変換してある。一部表記がおかしい部分があるのは私の変換ミスだ。正しくは出典をあたって欲しい。

クリックすれば、辛うじて読める程度には拡大表示される。
(出典 「子を愛せない母 母を拒否する子」資料編P136~P141)
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※「双極性障がい」とは従来「躁鬱病」と呼ばれていた精神疾患で、気分障害の一つだ。
ここに書かれているのは、あくまでもアメリカの幼少年期の症状に限定してのことで、社会環境が異なる日本では、合致しない部分もあるかもしれない。
 正しい情報は 日本うつ病学会双極性障害委員会のWEBから得られる。参考までにURLを記載する。
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/index.html

気がかりなときには、必ず専門医の診察を受け(させ)ること。素人判断は治療の機械を逸することにもなり、危険でさえある。
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by taketombow | 2008-07-31 00:24 | 私の本棚から  

傍で聞いている限りは、面白いのだが・・。

 昨日、下山後 大糸線の白馬駅で列車を待っていた時のこと。
あと、10分ほどで列車が来る。そろそろ改札が始まりそうな時刻のできごと。

「みどりの窓口」での会話が聞こえてくる。
遠方から来たらしい高齢の女性2人。大声で、窓口の係員に聞いている。

客 「どこか良いところないかねえ」

駅 「この辺りの観光案内なら、駅のそばにありますが」

客 「さっきそこへ行ったんだけど、駅へ行けばここだけでなく、日本全国どこでも教えて貰えると聞いてここへ来たんだ。だからここで聞いているんだよ。」

駅 「で、どんなところが良いのですか?」

客 「それが、分からんから聞いているんだよ」

駅 「・・・・・でも、そう仰ってもご案内のしようもありませんが・・」

客 「教えてくれないのかい。不親切だねえ。(私たち周囲にいる人を見回しながら)岩国の駅ではちゃんと教えてくれるよ。ダメだねえここは。」

岩国駅「みどりの窓口」の係員は、読心術ができる極めて有能な駅員らしい。

今週の読書ノート(~7月27日)
創造性とは何か その理解と実現のために シャロン・ベイリン・著 森一夫/森秀夫・訳 法政大学出版会・刊 2,300+TAX円
社会不安障害 社交恐怖の病理を解く 田島治・著 筑摩書房・刊 680+TAX円
いまどきの思春期問題 子どものこころと行動を理解する 平岩幹男・著 大修館書店・刊 1,600+TAX円
子育て支援の危機 外注化の波を防げるか 前原寛・著 創成社・刊 800+TAX円
「教育七五三」の現場から 高卒で7割・中学で五割・小学校で3割が落ちこぼれ 瀧井宏臣・著 祥伝社・刊 780+TAX円
本から自然へ 自然から本へ 子どもと楽しむ生きものの世界 京都科学読み物研究会・編 連合出版・刊 1,500+TAX円
栄養医学ガイドブック サプリがもたらす健康の回復 柏崎良子・著 学習研究社・刊 1,800+TAX円
痛い腰・ヒザ・肩は動いて治せ 島田永和・著 朝日新聞出版・刊 720+TAX円
疑似科学入門 池内了・著 岩波書店・刊 700+TAX円
蝶の道 南孝彦・著 ソニーマガジンズ・刊 780+TAX円
サンゴとサンゴ礁のはなし 南の海のふしぎな生態系 本川達雄・著 中央公論新社・刊 840+TAX円
少女が知ってはいけないこと 神話とおとぎ話に描かれた<女性>の歴史 片木智年・著 PHP研究所・刊 1,600+TAX円
資本主義バカの後始末 永野芳宣・著 西日本新聞社・刊 1,714+TAX円
草葉の陰でみつけたもの 太田十折・著 光文社・刊 1,500+TAX円
ぬしさまへ 畠中恵・著 新潮社・刊 1,300+TAX円
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by taketombow | 2008-07-26 23:48 | 雑感  

二度と行かないだろうな。(でも、誘われたら行くかも)

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爺ヶ岳への登りから種池山荘を望む。(今回の山行で撮れた写真はこの一枚だけ。カメラ代わりのケータイは、直前に十分に充電していったのに、電池切れ。そろそろデジカメの購入を考える時期かな。)


 昨日、後立山ミニ縦走から帰ってきた。
歩いたのは、赤線の部分。
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7月23日~25日の2泊3日の山行だった。有給を3日取得し土日と合わせて最大5日間のゆとりはあったが、26日が「仕事」でない"仕事"の予定があったので少し欲ばった。

雨にこそ祟られなかったものの、視界は殆どゼロ。爺ヶ岳から鹿島槍の辺りでガスの切れ目から時々、槍・穂高、立山・剣が見えた程度だった。

計画の段階である程度覚悟はしていたが、結構手強い山だ。

特に2日目の鹿島槍から五竜山荘までの行程は、難所の連続だ。ストックは邪魔になるだけなのでザックにしまう。足ばかりでなく両手もフルに使い、指先に神経を集中し、登るというよりは攀じるという感じだった。勿論要所要所には、鎖や梯子が固定されており、さ程困難ではない。しかし、極度の緊張を要求される。

それが10時間続くのだ。

自分からはもう二度と行こうとは思わない。でも、誘われたら二つ返事で「うん」と言ってしまうだろうな。

このコースjunkjewelさんは8月の上旬に歩いたそうだ。好天が羨ましい。
夏だ!テン泊だ! 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳  Part1


さて、この山行中に幾つかの学校登山の団体と一緒になった。

全国的には夏休みに入ったばかりだが、この辺りは27日が終業式だという。
終業式前の恒例行事ということで、地元の高瀬中、戸隠中の生徒たちが爺ヶ岳登山に挑戦していた。顔を真っ赤にして、フウフウ言いながら頂を目指す。

子どもたちの頑張りもさることながら、それを支える教師たちの頑張り、温かく見守り支援する保護者たちの理解に敬意を表したい。

何かことあるごとに批判、非難、要求が多発するような地域では、学校登山は余りにもリスクが高すぎる。

何十年という伝統、積み重ねの上に立ってのことだろうが、学校への絶大な信頼があって初めて可能になることだろうと思う。

できる限り長く続けて欲しいと思う。
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by taketombow | 2008-07-26 20:57 | 私の山歩き  

根性焼き

 地下鉄を降りて地上に上がったら、どっと汗が噴き出した。

 とにかく暑い。

のんびりとバス停へ足を向けていたら、向こうからバスがやってきたので小走りに走って乗り込んだ。運良く降車口のそばに空席があったので其処へ座った。

 通路を挟み反対側に若いやや小柄の女性が座っている。
青いジーンズに、白っぽいTシャツ、こざっぱりとした格好をしている。時折見かけるギャル系の服装とは縁遠い服装だ。ただ一つ気になるのが、目深に被った使い古したようなキャップだ。キャッブのため、表情は全く見えない。僅かに口元がみえるだけだが、まだ若い。多分10代の少女だろう。

 次のバス停で、老女が乗ってきた。
座るところはないかと辺りを見回すが、生憎座席は満席で空席はない。優先席は当然のこととして、OL風の若い女性とおじさんが狸寝入りを決め込んでいる。

 私が立とうかなと、鞄の取っ手を握り直したとき、その少女が席を立ち、さりげなく席を譲った。
そして、そのまま私の席の前にある降り口の棒を握りしめた。

 その手首を見て私はハッとした。手首に無数のリスカと根性焼きの跡。

 赤くなり、僅かに膨れ上がっている。

 生まれてから、おそらく20年足らず。彼女は凄まじい人生を生きてきたのだろう。
今までの彼女の身の上に何があったのか、これからどんな人生を生きていくのか。私には分からない。

 彼女が降りるまでに、遂に私は彼女の顔を正視することはできなかった。
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by taketombow | 2008-07-22 23:40 | 雑感  

この夏の山

 この夏は3つの山行を予定している。

1つは北アルプス後立山連峰

 扇沢から入って爺ヶ岳、鹿島槍、唐松と歩き八方尾根から降りるもの。
 これを2泊三日で歩く。アプローチにはJR東海の「信濃路フリー切符」を使う。当初は名鉄の登山バスを利用するつもりだったが、利用者僅少(申込は私たちだけだったようだ)で運行中止になってしまったのだ。「信濃路フリー切符」は往復に特急「しなの」の指定席が使え、更にタクシーチケット5000円分がついている。相当に安い。使い方にもよるが、通常料金の半額以下にもなる。唯一の難点は、有効期間が3日間ということ。悪天で山小屋に沈澱することになれば、帰路の切符は紙切れになる。まあ、これは最初から織り込み済みだ。命と引き替えにすることでもあるまい。

2つ目は南アルプス南部
 
 三伏峠から入り千枚岳(悪沢岳)、赤石岳を歩き椹島へ降りて静岡へ抜けるもの。
 こちらも、下山後のルートとして予定していたバスが、国道の土砂崩れのため運行中止になり代替経路を探しているところだ。井川経由で行けるなら、蒸気機関車で帰るという方法もとれるかも知れない。

3つめは鈴鹿

 恒例の愛知川遡行。
 これは仲間に連絡しこれから日程調整をする。

身体の調子に何の不都合もないし、定期検診でもこれといった問題はなかった。体重もベストの56キロ、体脂肪率18%。

 さあ、明日の夜は荷造りだ!
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by taketombow | 2008-07-22 00:45 | 私の山歩き  

腑に落ちない

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バスジャックで中学生が逮捕された。

ここで今更、ことの善悪、社会批判をしたりするつもりも、犯人やその家族を無責任に罵倒するつもりもない。

多分、他に多くの方がそれぞれの角度から分析し論評しているだろう。
私が注目したいのは、この犯行のバランスの悪さだ。

「厳しく叱責された」 という きっかけ。
「親を困らせてやりたい」 という 動機。

「ナイフを使ってのバスジャック」 という 犯行。

この3つのバランスが余りにも悪いのだ。動機に比べて犯行が余りにも大きすぎるのだ。

勿論、そのような犯罪は今までにも数多くある。
「つまみ食いをした」から我が子を殴り殺した。「泣き止まない」から我が子を壁に投げつけて殺した例もある。

しかし。それらの多くは激昂した挙げ句の衝動的なものだ。

今回は、親の財布から現金を抜き取り、予め犯行場所も高速道路に設定し、事前に凶器も購入するといった計画的なものである。

何かが腑に落ちないのだ。

”だから、子どもなんだ”と言ったらそれまでなのだが。


今週の読書ノート(~7月19日)
愛着障害と修復的愛着療法 児童虐待への対応 テリー・M.リヴィー/マイケル・オーランズ・著 ATH研究会/藤岡 孝志・訳 ミネルヴァ書房・刊 6,400+TAX円
子を愛せない母 母を拒否する子 ヘネシー澄子・著 学研・刊 1,500+TAX円
子どもが見えない NHKスペシャル「子どもが見えない」取材班/吉家弘介/金森俊朗・著 ポプラ社・刊 1,400+TAX円
家族の闇をさぐる 現代の親子関係 斎藤学・著 小学館・刊 1,600+TAX円
教育と倫理 越智貢/秋山博正/谷田増幸/江島吉則/上野哲/後藤裕太/上村崇・著 ナカニシヤ出版・刊 1,900+TAX円
新しい学力テストを読み解く PISA/TIMMS/全国学力・学習状況調査/教育課程実施状況調査の分析とその課題 田中耕治・編著 日本標準・刊 2,800+TAX円
教師のためのモンスターペアレント対応55 諏訪耕一郎・著 黎明書房・刊 1,700+TAX円
拡がる宇宙地図 宇宙の構造はどう解明されてきたのか 矢野太平・著 技術評論社・刊 1,580+TAX円
地層の見方が分かるフィールド図鑑 地層を見に行こう地形や好物を調べよう 青木正博/目代邦廉・著 誠文堂新光社・刊 2,200+TAX円
メディカルツーリズム 国境を越える患者たち Josef Woodman・著 斉尾武郎・訳 医薬経済社・刊 2,800+TAX円
医療再生は可能か 川渕孝一・著 筑摩書房・刊 700+TAX円
芸術工学への誘いXⅡ 名古屋市立大学大学院芸術工学研究科・編 岐阜新聞社・刊 1,800+TAX円
暴走する資本主義 ロバート・B・ラッシュ・著 雨宮寛/今井章子・訳 東洋経済新聞社・刊 2,000+TAX円
崖っぷち高齢独身者 30代・40代の結婚活動入門 樋口康彦・著 光文社・刊 760+TAX円
公文浮世絵コレクション 江戸子ども百景 小林忠・監 中城正堯・編 河出書房新社・刊 2,800+TAX円
心に「エコ」の木を植えよう 青葉益耀・著 求龍堂・刊 1,200+TAX円
山渓イハンディ図鑑12 落葉樹の葉 田中啓幾・著 山と渓谷社・刊 3,000+TAX円
今を生きる古代型魚類 その不思議なサカナの世界 淡輪俊/多紀保彦・監 今木明/河本新・編著 東京農業大学出版会 3,400+TAX円
ネパール 村人の暮らしと国際協力 清沢洋・著 社会評論社・刊 2,200+TAX円
山のぼりおり 石田千・著 山と渓谷社・刊 1,800+TAX円
暗黒天使メストラール クリフ・マクニッシュ・著 金原瑞人/松山美保・著 理論社・刊 1,600円
ホーミニ・リッジ学校の奇跡! リチャード・ペック・著 斎藤倫子・訳 東京創元社・刊 1,800+TAX円
君に鼓動をかさねて 上 ジュディス・マクノート・著 島野めぐみ・訳 ハーレクイーン・刊 667+TAX円
君に鼓動をかさねて 下 ジュディス・マクノート・著 島野めぐみ・訳 ハーレクイーン・刊 667+TAX円
毒草師 泊蛇の洗礼 高田崇史・著 朝日新聞出版・刊 1,600+TAX円
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by taketombow | 2008-07-19 10:26 | ニースに接して  

密かに「チキンレース」

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 余程の特別な事情がない限り、今どき車掌が乗っている路線バスは見たことがない。
私が毎日通勤に利用している市バスもワンマン運転だ。だから、自分が降りるバス停の手前で、降車ボタンを押す必要がある。

 このことで最近面白いことを発見した。

 車内で密かにチキンレースが行われているのだ。

レースの目的は一つ、
・自分が降車ボタンを押さないで、他の誰かに押させ目的の停留所で降車する。

自分が真っ先に押してしまったらアウト。
押さずに降りそびれたらアウト。

ギリギリに押して運転手に急ブレーキや急な操作をさせてしまったら、即、退場!

レースが成立するのは、
・複数の乗客がいつも乗降する停留所。
・学生や高齢者でなく通勤客の多い路線・時間帯。
・ほぼ全員が着席しており、立ち席の乗客がない時間帯。

に限る。

立っている乗客は、座れないで乗っていることにいらいらしており早く押しすぎるので、最初から除外。高齢者もせっかちで早めに用意をし始めるので除外。一般的な高校生は早めに押すし、体育会系の学生は大股開きで口を開けて寝ており、乗り過ごしの常連なので除外。

一番面白いのが、帰宅時のバス。

いつも、バス停から少し離れたところでタバコを旨そうに吸ってスポーツ新聞を片手に持っているノッポ氏。現場の仕事をしているのだろうか。使い古した布製のショルダーバッグを座席の下に置き、毎朝その日に飲む薬のセットを作り、帰りは窓ガラスに身を預けている親方。SPALDINGのデイバッグを背にややくたびれた黒っぽい背広に身を包み、おかっぱのようなヘヤースタイルで両肩をやや左右に振りながらせっかちに小走りに歩く若者。

これらの内の何人かが、その日のレースの参加者だ。

「降車ボタン」を押す。
ただそれだけのことなのだが、毎日のこととなると、「誰かが押すだろう」「彼奴らも降りるのに、どうして俺が押さなきゃならんのだ」という気持ちにもなってしまうから不思議だ。

目論見が外れて誰も降り無いときは、何食わぬ顔をして次のバス停まで乗ってそこで降り、歩いて戻ってくる。

勿論、こんな馬鹿げたことを考えているのは私だけだと思うが、バスの「降車ボタンを押す」だけのことで、こんなにも楽しめるので面白い。
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by taketombow | 2008-07-05 12:06 | 雑感