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尖った素晴らしき単機能機 pomera

デジタルメモ「ポメラ」が届いた。
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畳んだところ。ほぼ文庫本1冊程度の大きさだが、やや厚く、見かけよりも重い。
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開いたところ。見かけよりも意外にしっかりしているキーボード。手応えは良く、使いやすい。

 昨年末の発売時に面白いと思ったが、コンセプトが新鮮でその思い切りが良さが不安でもあり、購入を迷っていた。その後、身の回りに使う人が少しずつ現れ、それなりの良い評価も目に付くようになった。
 27、300円という定価も、購入を躊躇させる一因であったが、amazonでの価格が16、205円になってきたので、購入を決意した。

 KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM10シロ パールホワイト

 何よりも、バスや地下鉄の車内でもテキスト入力できるのがうれしい。今まで読書か睡眠にしか使えなかった時間が、より生産的な時間になった。

当初は、
・入力文字数に制約がある。
・ネットワークやインターネットに接続できない。
など、

 欠けている機能だけが妙に気になったが、この商品のコンセプト「デジタル"メモ"」という点に立ち戻れば、納得できる。むしろ、その思いっきりの良さ、潔さに感心する。

 そうだ、これはメモ帳なのだ。開ければ直ちに電源ON、2秒で起動、閉じればデータをバックアップしてシヤットダウン。
 地下鉄やバスの車内でひらめいたアイデアや浮かんだ文章が、そのまま記録できるのは実に便利だ。

 もちろん,やや物足りない部分もある。

 終了時のカーソル位置が保存されないのは不便だし、モノクロ画面は反射式でバックライトはない。当然、輝度調節はできない。
 ”待ち合わせの間、やや薄暗いカフェの片隅で仕事”等というシチュエーションは、まず不可能だろう。

このエントリーは、テレビの点いた居間で、焼酎を飲みつつpomeraで入力した文章をPCへ送りアップしたもの。

More 今週の読書ノート(~09月06日)
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by taketombow | 2009-08-28 21:52 | 雑感  

結果が問題なのではない。真の課題は、それをどう生かすかだ。

 政権が過渡期にあるとき、通常、重要な施策(勿論緊要なものは例外だが)はひとまず様子見を決め込み、選挙結果に直接影響しそうなデータを行政側が出すこと控える。

 しかし、今週はこれが2つ続いた。
1 人事院勧告の完全実施の決定。
国家公務員給与、年15万円減 人事院勧告を完全実施
2 全国学力調査の結果発表。
学力テスト、上位県の固定化鮮明 09年度、文科省が結果公表

学力テストは何の為か

私はこれを、中央官僚が民主党側にすり寄ったと見た。民主党の支持母体同盟傘下の「官公労」にしてみれば、給与下げなんて呑めるはずがない。しかし、民主党政権として考えると、政権交代後に勧告無視の姿勢をとれば、労組に弱腰と叩かれるのは目に見えている。自民政権の間に決定すれば、自民党に責任転嫁できる。また、公務員給与を下げることは、財務省も自民党も異論はない。民主党は「官公労」に対し「政権末期のどさくさにやられてしまった」と言い訳すればよい。

 まっ、こんなもんだろう。

やっかいなのは2の「全国学力調査の結果発表。」だ。

「格差の固定化」「経済力と学力との間に相関関係がある」
これを投票日3日前に敢えて公表することに、どのような意図があるのだろうか。そして、それはどの政党に有利に働くのだろうか。

「経済力と学力との間に相関関係がある」これは地域間で見ても、個々の家庭で見てもはっきりしている。これは、誰でも知っており、薄々感づいていても敢えて言葉に出さなかっただけのことだ。
 全体の傾向としては、貧しい地域や家庭は、親の意識が低く基本的生活習慣の定着も不完全で満足な教育を受けられず低学力で低学歴に甘んじ、、社会の底辺層を形成する。経済的に恵まれている地域や家庭では、親の意識が高く、基本的生活習慣が定着しており豊かな教育を受け学力が高くなり、高学歴を得て、社会の中層から上層を形成する。
 
 問題はここからなのだ。貧しい人を更に貧しくし、生活困窮度を高めた後でこれらの現実を白日の下に晒した。そしてその後、政治はどうしたか。これからどうしようとしているのかだ。

根本は経済的な問題なのだ。

 教育困難地域・校に手厚い予算配慮をしたのだろうか、手厚い人員配置をしたのだろうか。財政難の折とはいえ、毎年数十%規模の教育予算削減をし、どこかの知事のように教育委員会批判、公務員批判の先頭に立ち与論を煽るだけで問題は解決するのだろうか。

 「とても子どもの教育どころではない」と言う状況の経済的困窮家庭への生活保護費、就学援助費の増額、基準の緩和、一人親家庭への援助の拡充等はなされたのだろうか。

 答えは全て「NO」だ。為されたことは全て逆のことだ。援助費の減額、規準の厳格化、廃止等が続いた。

 結局、この学力調査でなされたことは、経済的困難地域・家庭の保護者児童の劣等感を裏打ちし、上層への階層移動の希望を早期に諦めさせ、階層固定化の方向へと社会意識を誘導することだった。そして、「早寝、早起き、朝ご飯」が困難な家庭に手を差し伸べることなく、「自己責任」と罵倒することでしかなかった。

 家庭と学校を批判し、そちらに注意を引きつけておき、まんまと政治の責任から免れたのだ。

※ 最後に、あまり書かれないことだが、学力テスト日本一の秋田県だが、大学進学率は全国でも最下位クラスである。これは、秋田の子ども達の学力が高校になると低下するのではない。むしろ、平均よりも良いくらいだ。大学へ進学したくても、する学力があってもできないのだ。

 義務教育段階では、行政や教師家庭の頑張りで何とかなる。親が現在の生活を切り詰め塾やお稽古事の金は捻出できる。大学でも自宅通学なら子どももアルバイトをしながらできるかも知れない。しかし、遠隔地へ下宿するとなると話は別だ。国立大学でも月に20万の仕送りが必要だ。私学となれば更に額は嵩む。これを毎月楽に捻出できる家庭はそうは多くあるまい。また、県下に自宅通学可能な有力大学もそう多くないし、大学卒業後に働く仕事も少ない。大学進学を困難にする要素はあっても、進学へのモチベーションを高める要素は何一つ無いのだ。
 国や銀行の教育ローンという制度もある。しかし、就職状況が格段に厳しい現在、卒業後に就職できる保証は何一つ無い。就職し返済できなければ、卒業と同時に債務不履行のブラックリストに載り、新たなローンも組めず、クレジットカードも契約できなくなる。この経済的環境の中で「借りる」という選択はリスクが高すぎる。
 都会なら、学力があれば国立大学、更に経済的に恵まれていれば有力私大、学力に多少の不安があっても、その他の私大という選択肢がある。そして、それは自宅通学なら可能だ。学力テスト結果では下位グループに属するの大阪だが、大学進学率は高い。短大、専門学校をも含めればその数値は更に跳ね上がる。つまり、大都市圏の自宅通学可能範囲に住んでいれば、学力が無くても、ときには意欲さえもなくても、後期高等教育を受けることができる。
 しかし、地方居住者は、学力と意欲があっても、家庭に経済力がなければ、進学の道は閉ざされる
。遠隔地での下宿となると親も本人も大変だ。学費のほかに生活費がいる。それがネックとなって、学力も意欲もある若者達が、先の希望を絶たれているとしたら、個々の問題ではなく、国家的な大きな損失だ。
 貸付でなく給付形式の奨学金を、そして下宿代を含めたトータルな生活費までカバーする奨学金が必要だ。

 これが実現したら初めて秋田県は「学力全国一」になれる。もちろん、県や市レベルでできる施策ではない。国が考える事だ。

 何処に生まれたかで、若者の将来が制限されてはならない。

以下は文部科学省の実施した「平成20年度学校基本調査」のテータから割りだした大学進学率の推計値
 推計値というのは大学を4年制全日制の大学に限定したことと、その年の卒業生数が見当たらなかったので全日制の3年生の数値を使って算出したためだ。正確ではないが傾向は見て取れるだろう。

県名  大学進学者   高三男   高三女  大学進学率
北海道  16,319   24,446   23,626  33.95%
青森    4,800     6,961    6,633   35.31%
岩手    4,416    6,789   6,640   32.88%
宮城    8,975   10,745  10,498   42.25%
秋田    3,662    5,163   4,986   36.08%

山形    4,579    5,865   5,849   39.09%
福島    7,421   10,549   9,985   36.14%
茨城    12,573  13,534  12,956   47.46%
栃木     9,048   9,793   9,065   47.98%
群馬     8,162   8,816   8,376   47.48%

埼玉    26,6022  8,046  25,700   49.50%
千葉    21,986  23,627  22,792   47.36%
東京    57,063  47,880  49,327   58.70%
神奈川   32,094  30,135   29,874   53.48%
新潟     9,279  11,163   10,797   42.25%

富山     4,196   4,608   4,516   45.99%
石川     4,715   5,139   5,226   45.49%
福井     3,673   3,886   3,924   47.03%
山梨     4,400   4,586   4,169   50.26%
長野     7,984   9,875   9,659   40.87%

岐阜     9,105   9,559   9,223   48.48%
静岡    15,879  16,869  16,155   48.08%
愛知    30,854  29,865  29,776   51.73%
三重     7,547   8,513   8,255   45.01%
滋賀     5,756   6,381   6,141   45.97%

京都    12,921  11,199  11,475   56.99%
大阪    33,082  34,206  33,781   48.66%
兵庫    24,429  22,770  23,347   52.97%
奈良     5,967   6,222   6,017   48.75%
和歌山   4,200   4,982    4,923   42.40%

鳥取    1,843    2,942   2,859   31.77%
島根    2,534    3,574   3,355   36.57%
岡山    8,014    8,927   8,907   44.94%
広島   13,448   12,098  12,150   55.46%
山口    4,441    6,004   5,857   37.44%

徳島    3,358    3,601   3,507   47.24%
香川    3,823    4,336   4,343   44.05%
愛媛    6,059    6,386   6,061   48.68%
高知    2,439    3,432   3,581   34.78%
福岡   19,329   21,404  21,156   45.42%

佐賀    3,214    4,683   4,437   35.24%
長崎    5,364    7,305   7,291   36.75%
熊本    6,193    8,624   8,375   36.43%
大分    4,112    5,706   5,384   37.08%
宮崎    3,881    5,686   5,537   34.58%

鹿児島   5,283    8,746   8,940   29.87%
沖縄    4,969    7,792   7,715   32.04%


Excite エキサイト : 社会ニュース
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by taketombow | 2009-08-27 22:06 | ニースに接して  

立原正秋という作家

庭の木槿の花が満開だ。今年は、春先に刈り込まなかったので、花数が多く、一つ一つの花も大きい。
 毎年の夏、この花を見る度に思い出す作家がいる。
昭和55年に亡くなった立原正秋だ。代表作に「春の鐘」「冬の旅」「冬のかたみに」「幼年時代」「辻が花」等がある。
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特に「冬の旅」は、あおい輝彦の主演でテレビドラマ化されたので、微かに覚えている人も居るかも知れない。立原正秋は、在日二世の作家だが、生粋の日本人よりも日本人らしく、日本の伝統文化に精通した作家でもあった。

木槿はお隣りの韓国の国花でもある。薄くて純白の花弁と、花の中心部を彩る鮮やかな紅色は、韓国女性の民族衣装「チマ・チョゴリ」を連想させる。儚げに見えて結構強靱な花で、朝咲いて夕方閉じるが、一輪の花は数日から2週間くらい楽しめるそうだ。

More 今週の読書ノート(~08月23日
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by taketombow | 2009-08-23 20:54 | 私の本棚から  

「一緒に山へ行く(パーティーを組む)」ということ

 私が心を許し、ハードな山行でも同行する友は、極めて僅かで、数人だけだ。
私は「一緒に山へ行く」ということは、「万が一の場合、運命を共にすること」だと思う。最悪の場合、背負ってでも降りてくる覚悟があるし、背負ってでも降ろして貰えると信じている。
 万が一の場合に助けることができ、助けて貰える相手としか行かない。自分が責任を持てない相手と行くのは、無責任だと思っているし、パートナーに一方的に世話になるだけの山など行きたくない。
 だから、夏の低山は5,6人のパーティーで行くこともあるが、冬は多くて三人、ときには一人だ。雪山では、人の世話をするゆとりは全くなく、初心者などには、その安全を私が保証できないからだ。

 そこで、ほぼ同じ時期に発生した4つの山岳事故を考えてみた。ほぼ同時期に鈴鹿の竜ヶ岳でも遭難があった)全て2人のバーティーだ。遭難時に、同行者はどのような行動を取っただろうか。
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8月15日の記事、上が朝日、下が毎日だ。クリックすると拡大画像が表示される。

剣岳の事例を除き全員無事だったが、内容は違う。
 剣岳 アンザイレンして登攀中に滑落したが確保しきれず転落一人死亡、一人重傷。   30代
 御岳 膝の痛みで動けなくなったためビバーク。 夜明けを待って一緒に下山 30代
 鈴鹿仙ケ岳 同行者が遅れたため一人だけ先に下山。 60代
 鈴鹿竜ヶ岳 道迷い 山中でビバーク後、自力で一緒に下山 30代

 特に気になったのが、「同行者が遅れたため自分だけ先に下山」という部分だ。私の情報は新聞の記事だけだから、事実とは異なる可能性もあるが、朝日も毎日もほぼ同一の内容を報じているので、そう大きく離れたものではないだろう。(中日は先に下山した事実だけ報じて、その理由には触れていない)

 一緒に山へ行ったのに、「同行者が遅れたため自分だけ先に下山」するのだったら、何のための同行だったのだろうか、私は理解に苦しむ。分別が年齢に比例するとは毛頭思っていないが、60年以上の年を重ねて学んだのが、「自分さえ良ければよい」ということだったとしたら、その人生は余りにも情けない。

※ いつもマスコミ報道が正しいとは限らない。報道が明らかに間違っている場合も、意図的に事実を曲解して報じる場合もままある。もし、事実が報じられたものとは異なっているようだったら、関係の方々に多大な迷惑をお掛けすることになってしまう。

 私はそれらの方々の心と名誉を傷つける意図は毛頭ない。間違いが明らかになった時点で直ちに訂正する。
 至急正しい情報をお寄せいただきたい。
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by taketombow | 2009-08-19 20:06 | 私の山歩き  

山の小物 カップヌードル・リフィル

 今回の山行には、非常食を行動食と兼ねて約2日分持っていった。
キャラメル、ブドウ糖の塊、カロリーメイト、オートミールと写真のカップヌードル・リフィルだ。名前の通り、詰め替え用のカップヌードルで環境対応商品、要するにエコを売りにしたもので、山用のものではない。
 しかし、山用の食品として考えてもかなり優れものだ。袋麺や大手のPBカップ麺と較べれば価格的なメリットは無いが、嵩張らず袋麺よりも包装が厚くて強いので、強引なパッキングにもかなり耐えられる。
 ゴミが少なくなるのは勿論ありがたいが、それよりも、過酷な場面ではそのまま食べられ、状況が許せばホットにして身体を温めることができる点がミソだ。
 上から見たところと下から見たところ。
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家庭で食べるときには、この専用容器(ガラス製・別売)が用意されている。水を入れ電子レンジ5分で出来上がりだ。
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More 今週の読書ノート(~08月16日)
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by taketombow | 2009-08-12 08:53 | 私の山歩き  

今夏の「南アルプス」 塩見岳から農鳥岳

 何も見えない雨の中を、ひたすら歩いただけ。

 だが、南アルプスの雄大さを実感させてくれる山旅でもあった。
 入り口は中央道松川ICの村営登山バスのバス停。(高速バスのバス停とは違う。料金ゲートを出たところにあるので注意が必要)約2時間揺られて鳥倉林道終点ゲートまで到着する。例年なら、登山口まで運んでくれるが、途中の山側法面崩落のため、今年は約30分余計に歩くことになる。天気が良かったのはここまで、後は雨とガスの中ひたすら歩いた。風が殆ど無かったのが不幸中の幸いといったところ。夏山なので、汗対策はそれなりに考えていたが、汗で中から濡れた。特に、山靴の中まで濡れたのは、不快極まりなかった。泊まりは三伏峠小屋と熊ノ平小屋。熊ノ平小屋の水は豊富でとても冷たく美味い。
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小屋を出て数十分後、三伏山から一瞬だけだったが塩見岳が見えた。振り返れば、樹林の中に三伏峠小屋の青い屋根が見える。
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塩見岳北側斜面のガレ場でミヤマオダマキを見つけた。
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三国平から農鳥岳へのトラバースルートのガレ場には黒百合が・・。
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大小の岩がゴロゴロしている中を、只ひたすら歩く。
 大凡の歩行時間は
1日目が3時間、2、3日目がそれぞれ11時間。

「下山後は奈良田にある『奈良田の里』」で一風呂浴びて美味しい料理を!」と期待していたのだが、食事等は午後3時までの営業だった。風呂の営業は5時までだったので、湯に浸かり汗を流し垢をしっかりと落とすことはできたが、手打ち蕎麦とジョッキ生ビールにはありつけなかった。仕方なく、非常食としてとってあった友人の魚肉ソーセージ、私のカロリーメイトを肴に、辛うじて自動販売機で購入できた缶ビールでささやかな祝杯をあげた。

奈良田からは1日4本のみの定期バス「山交タウンコーチ」で約1時間30分かけて身延線の身延駅に出る。そこから特急「ワイドビューふじかわ」で静岡へ、静岡で新幹線に乗りかえて帰宅ということになる。

奈良田のバス停周辺には飲食店は全くないし、身延駅前にも気軽に食べられそうな店はない。ホームの蕎麦うどんの類は身延駅は勿論のこと、静岡駅も閉まっていた。
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by taketombow | 2009-08-12 08:15 | 私の山歩き  

「誤報!」で良かったのだが・・・。

 午前五時過ぎの大きな揺れで目が醒め、ラジオのニュースを布団の上でうつらうつらしながら聞いていたら、7時頃、隣接自治体の防災用同報無線のスピーカーから男性の声で、「只今東海地震注意情報が発表されました」と流れた。
 先ほどの地震の震源地も想定震源域の中だ。「いよいよ来たか!」と思った。
 妻に「暫く、最低1週間程は、帰ってこないから」と告げ、支度を始めた。遠隔地で下宿をしている娘にも早めに連絡しておく必要があるだろう。備蓄の水や食料、燃料、山用具で使えるものも、出しやすい場所に移す必要がある。私は職務として、妻は地域のボランティアとして災害対策に当たり、両方とも当分自宅には帰れないだろう。
 そう言う思いで支度をしながらテレビをつけて、確認しようとしたのだが、このことは一切報じていない。先程の防災用同報無線も一度放送した後は黙ったままだ。
 暫くしてニュースが「『東海地震"観測!情報』」が発表された」と報じた。"観測"程度では同報無線は流さないものだ。多分、隣接市の防災担当者は"注意"と"観測"とを混同したのだ。私はその"観測"を"注意"と聞き違えたのだろう。誤報に怒りが込みあげるよりも、ホッとした分の方が遙かに大きかった。

東海地震に関する情報には"観測" "注意" "予知"の三段階があり、"観測"はその最も警戒度の低いものだ。

東海地震に関する情報 気象庁

2000年9月11日の東海豪雨のときも、職場に約1週間泊まり込んだ。
昼間は通常の勤務をこなしての上だから、正直言って相当にキツイ。"本来の職務ではない"という理由で、その分の手当も、代休もない。だから"命令"はなく、強く"お願い"される。当然のこととして、管理職ならウンもスンもない。
 手当や代休が付くのは防災を職務として担当する部署の役人だけだ。そうそう、避難所を実際に切り盛りし、避難民のお世話をする地域のボランティアにも、手当はおろか代休もない。
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by taketombow | 2009-08-11 09:39 | 雑感  

山の歌

 私が小学生の頃、ある日父が歌集を買ってきた。
書名ははっきりと覚えてないが、野ばら社の「合唱名歌集」だっと思う。その頃流行の水色のビニールの表紙だった。歌声喫茶が流行り始め、ロシア民謡や、ダークダックスが歌う山の歌がラジオから流れていた。
 東京オリンピックが終わり、高校入試の受験勉強を始めた頃、ラジオの深夜放送が始まった。それから大学受験へと、生活の側にいつもラジオがあり、音楽があった。70年安保を控え激化した大学紛争の隙間をかいくぐりやっと大学へ入学したが、学園紛争のあおりで授業は時折休講になった。そんなときはサークルの部屋に集まり、ギター片手にフォークソングやプロテストソングを歌っていた。
 山でも歌はいつも身近にあった。雪の稜線に張ったテントの中で、コッフェルになみなみと注いだトリスを呷り、歌い、語った。
 
 私が、山の歌を唄わなくなったのは、いつの頃からなのだろうか。

 YouTubeで見つけた山の歌。

山男の歌 ダーク・ダックス

山のロザリア スリー・グレイセス


思い出の赤いヤッケ 高石ともや

シーハイル アルペンエコーズ

いつかある日 中沢厚子

雪山賛歌 ダーク・ダックス


雪山に消えたあいつ ダーク・ダックス


穂高よさらば 横内正


岳人の歌 青柳常夫

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by taketombow | 2009-08-10 20:29 | 私の山歩き  

「永遠の嘘をついてくれ」

 昨夜遅く、南アルプスから帰ってきた。3日間ずうっと雨で、良いところなしだったが、手応えだけはしっかりとある山行だった。
 体中疲労の塊の筈なのに、今朝も早くから目が醒めてしまい、仕方なく留守中の新聞に目を通していたら次の2本のニュースが目に留まった。
・酒井法子の薬物使用関連
・大原麗子の孤独死
 原則として、世の中の真実から目を背けるべきではない。でも、できれば知りたくなかった、間違いであってほしいと強く思う出来事も時にはある。ノリピーはいつまでもあのノリピーで、大原麗子は幾つになってもマドンナで居てほしかった。

 そこで、中島みゆきのこの曲。 「つま恋 2006」で拓郎と歌ったときのもの。
この曲(吉田拓郎の依頼で中島みゆきが提供したもの)の興味深いエピソードがここにある。
「永遠の嘘をついてくれ」作詞・作曲中島みゆき

だから何ね?!

※※ 勿論「(犯罪を)永遠に隠し通せば良かった」という意味ではない。私たちに「アイドル・マドンナ」という夢を「永遠に見せ続けて」ほしかったと言う意味である。彼女たちから人間の弱さ、哀しさは見せてほしくなかった。
 


More 歌詩も実に良い。
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by taketombow | 2009-08-08 11:29 | ニースに接して