先ず最初は 「アブラコウモリ(イエコウモリ)」。
8年ほど前、我が家の耐震補強の際、同時に外装も一新した。その外装材の隙間に棲んでいるらしく、時折、壁際に数ミリ程度の黒い特大ごま粒状の糞が落ちているのが気になっていた。
その正体が判明したのは今朝だった。玄関の網戸の外側に掴まったまま寝ていた。周囲が明るくなると動けなくなるのか、つついても逃げようとしない。
その内に飛び去るだろうから「そのままにしておいたら?」と私は言ったのだが、生き物に比較的寛容な妻も、玄関の網戸を占拠されるのは、流石に許せなかったようで、即時に強制退去処分とした。
このコウモリは比較的ありふれた種で、都会で夕方の空を飛び回っているコウモリの殆どがこれだという。人家の軒先、瓦の下、戸袋等の他、歩道橋の下等も棲み家になっているらしい。
多くの昆虫を食べてくれる有益な小型哺乳類なのだが、誰にも好かれない。
この姿を見ればその理由にも頷ける。どう見ても「可愛い」という感覚からはほど遠い存在だ。
次が、フタモンアシナガバチ。
性質は温和しく、巣を突いたり、直接刺激をしない限り、積極的に襲ってくることは先ず無いが、我が家には常時数匹が飛来し、メダカ容器の水を飲んでいる。
腹部の2つの黄色く丸い点が特徴。民家の軒先や植木の枝に巣を作り、昆虫を食べてくれる。れっきとした益虫だ。
# by taketombow | 2010-07-27 10:14 | 雑感