もう一つの買い物

 これも買ってしまった。
代金は900円。今のところ使い道はない。

勿論、使おうと思えば使える。
コネクターを取り替えるだけだ。昔、多くの家がそうであったように、玄関に鎮座させようと思ったが、家人に酷く不評なのだ。頑丈だが、とにかく重い。要するに、狭い玄関には邪魔なのだ。
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 子どもの頃、親の留守を見計らって、思い切って電話をしたとき、心弾ませ電話を待っていたとき、じっと眺めていたのはこの黒電話だった様な気がする。

 黒い受話器が吐く息で白く曇る。手の汗で、じっとりと濡れる。

そんな時代をこの黒電話とともに過ごした。
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# by taketombow | 2010-05-20 09:56 | 雑感  

さて、どうしたものか?

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退職後、なるべく歩いたり自転車を使ったりして、運動量を増やすように心がけている。
 先日も、図書館へ行った帰りに、時間があったのでパス停を2つ分歩いた。それでもまだ時間が余ったので、そばのリサイクルショップに入ったら、古いレコードが山積みしてあった。

 中を探してみたら、有った、有った。学生時代に欲しくても中々買えなかったシングルレコードが。
 全てCD化されたものを持ってはいるが、アナログにはCDには無いアナログ独特の良さがある。レコード盤に針を下ろし音が出るまでの胸がときめく期待感、スピーカーから聞こえるくるパチパチというスクラッチノイズ。今となっては何もかもが懐かしい。

 後先のことも考えず気に入ったものを全て買ってしまった。
 どれもさほど高価でもなく、それほどの出費ではなかったが、1つだけ根本的な問題があった。

 我が家には、もう何十年もの間、レコードプレーヤーというものが無いのだ。

 将来、テレビを地デジ対応に買い換えるとき、ついでにホームシアターにしようかなと思っている。そのときに、プレーヤーも揃えようかと。

 それまではジャケット写真を眺めるだけで我慢する。ジャケットの写真を眺めるだけで、頭の中に当時の音楽が流れ、甘酸っぱくもほろ苦いあの頃が蘇ってくる。

 敢えて、プレーヤーを入手せず、こうして眺めているだけというのも、気が利いた楽しみ方かもしれない。
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# by taketombow | 2010-05-19 11:46 | 雑感  

ベルギービール

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先日、ふらりと入った店で飲んだのがベルギービール。これがまた美味いのだ。
一本一本、ラヴェルは勿論のこと、色、香り、味が違って面白い。
小瓶のサイズで容量は330ml程度しか入っていないのだが、アルコール度数は高い。
これなんぞは、12%もあるし、暖めて飲むタイプ(一番左)のもある。
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調子に乗ってこれだけ飲んだら、すっかり酔ってしまった。
2時間程度歩いて帰宅したのか、バスに間に合ったのかは覚えていない。
ボトルが余りにも素晴らしいので、空きボトルを戴いてきたことだけは何とか覚えている。
今、このようにすまし顔で本棚の前にちょこんと整列している。
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# by taketombow | 2010-05-17 09:29 | ベルギービール  

夢は逃げない

先ほど、ミュージシャンの佐藤竹善さんがtwitterへ書き込んだのを読んで、共感したのでRetweetした。

 そのことば。

「夢は逃げない。逃げてしまうのは自分なんです。」
 田中トシオ(1992年世界理美容選手権グランドスラムチャンピオン)

うん、そうかもしれない。

 思えば、獲得できた夢もあるが、手に入れられなかった夢もある。人生は一つしかないし、手は二本しかない。全ての夢は掴みきれないので、無意識のうちに自分で取捨したものもあるだろう。
 それらを含めて、今の自分があるのだな。


Twitpic Tweetdeck等Twitterのアプリケーションは、便利なものが数多くあるようだが、使い方が今ひとつ分からない。

 しかし、これはかなり面白い世界だ。

Twitterへの書き込みを見る限り、鳩山、原口等をはじめとする現世代の政治家たちは、野党の自民党を含めて、愚直で、情報発信に意欲的だ(ただし、聞く耳はほとんど持っていないようだが)。

「情報は発信するところに集まる」
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# by taketombow | 2010-05-16 19:00 | 雑感  

子育てを考える2冊

同じ著者による2冊。
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日本の子どもと自尊心 自己主張をどう育むか 佐藤淑子・著 中央公論新社・刊 740+TAX円

学習がふるわない子ども達(若者達)にことばをかけると、「どうせおれはバカだから・・」「どうせボクはやっても出来ないから・・」とハナから諦め、努力そのものを拒否する子どもが多い。

 「世の中にバカはいない!2種類の人間が存在するだけ。"怠け者"と"頑張れる奴" あなたはどっちなんだ?」

 そう問いかけるのだが・・・。

「自尊心(セルフエスティーム self-esteem )」 ・・自己を肯定的に評価し、満足できる

の少ない子ども達はどのようにして育ったのか、どうしたら彼、彼女たちの自尊心を高めることが出来るのか。

長年、子どもに関わる仕事を続けてきたが、このことは常に頭から離れない課題であった。
 社会に閉塞感が漂う中、行き着いた最悪の事態が、土浦駅前や秋葉原商店街での大量殺人事件であり、岡山駅ホーム突き落とし事件、厚生事務次官経験者殺人事件のような、やけくそ型の殺戮だ。

 今、切実に、自尊心を正しく育むことが必要とされている。しかし、家庭での子育てはそれを意識して為されているのだろうか、また、その意識と、子育ての結果とは関連はあるのだろうか。性差と自尊心と関係はあるのだろうか。
 
 謙虚さが賞賛される日本において、自尊心は常に歓迎されるとは限らない。そこに矛盾があるとしたら、自己主張できる子を育てるためにはどうすればいいのだろうか。また、個人主義を利己主義とはき違えて取り入れてしまったように、自尊心を独りよがりと間違えて受け容れられてしまう危険はないのだろうか。
 日本人独特の自尊心を考察し、教育学の視点から、保護者の価値観の影響や、子どもの成長との関わりを多くの実態調査をふまえ、豊富なデータから明らかにする。



こちらは、本書の10年近く前に出版されたもの、イギリスと日本の子育ての具体的な比較が中心になっている。ざっと目を通すと、前述の図書の理解は更に深まる
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イギリスのいい子日本のいい子 自己主張とがまんの教育学 佐藤淑子・著 中央公論新社・刊 680+TAX円
 
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# by taketombow | 2010-05-15 09:14 | 私の本棚から